MotoGP、今度は第3戦アメリカズGPの延期を決定…同じCOTA開催のF1への懸念も

サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を走るMotoGPマシンCourtesy Of Red Bull Content Pool

新型コロナウイルスの影響はサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)にも及んだ。FIM国際モーターサイクル連盟とIRTA、そしてMotoGPを所有するドルナスポーツは3月10日、4月5日に予定されていた2020年シーズン第3戦アメリカズGPの延期を発表した。

MotoGPカレンダーが変更されるのは、開幕カタールGPの最高峰クラスと第2戦タイGPに続いてこれで3度目。COTAでのレッドブル・アメリカズGPは、2020年11月13日~15日へと延期される。これに伴い、サーキット・リカルド・トルモで予定されていた今季最終バレンシアGPの日程が、1週間遅れの11月20日~22日へと変更された。

COTAが位置するテキサス州オースティンは今月に入って、地元当局が大規模イベントの開催中止命令を出しており、音楽、映画、スタートアップの祭典として知られる「SXSW 2020」の中止が発表されたばかりであった。

同じCOTAを舞台として行われるF1第19戦アメリカGPは、10月23日から25日にかけて行われる予定だが、オースティン市側が開催中止を求める状況が続けば、F1グランプリの開催にも影響が及ぶ可能性がある。

現地10日現在、テキサス州保健局の発表によると新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の確定症例は州内で計13件と爆発的流行には至っていない。それだけに、この状況下でのイベント中止命令は当局が先手先手で対応している事の表れとも言えるだけに、半年先の事とは言えF1アメリカGPへの懸念は拭えない。

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