F1メキシコGP タイヤ配分:3強チームの中でレッドブル・ホンダのみが積極姿勢

2019年のF1タイヤを紹介するピレリのマリオ・イゾラcopyright Pirelli & C. S.p.A.

F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催されるF1第18戦メキシコGPのドライバー別タイヤ選択を公表した。2019年のメキシコグランプリは、日本時間10月25日(金)24時からのフリー走行1で幕を開ける。

エルマノス・ロドリゲス・サーキットは2300mの高地に位置し、シーズンの中で最も標高が高く、パワーユニットやブレーキへと負荷が大きい。その反面タイヤへの負荷は深刻ではなく、ピレリは中間レンジのC2~C4コンパウンドを投入した。

ピレリは、2019年のF1世界選手権よりタイヤの命名規則を一新し、晴れ用のドライコンパウンドを7種類から5種類へと削減。硬いものから順にC1からC5と名付けられ、各コース特性に応じてこの中から3種類を選び、ハード、ミディアム、ソフトとして配分する。

メルセデスとフェラーリ、そしてトロロッソ・ホンダの3チームがソフトを7セットに抑え、全10チームの中で最も保守的なタイヤ選択となった一方、レッドブル・ホンダ、ハース、ルノー、そしてウィリアムズの4チームはソフトを9セット割り当て、積極的な姿勢をみせている。

昨年のレースでは、マックス・フェルスタッペン(Red Bull)が中古のウルトラソフト(当時は中間の硬さ)で13周を走り、その後、最も硬いスーパーソフトへとスイッチ。レースが終盤に差し掛かった48周目に再び新品のスーパーソフトへと履き替え、71周のレースでトップチェッカーを受けた。2位セバスチャン・ベッテルも同じく2ストッパーを採用したが、3位キミ・ライコネンは1ストップ戦略だった。

F1メキシコGP特集

この記事をシェアする

モバイルバージョンを終了