セルジオ・ペレス「目標は母国優勝」特別仕様のスーツを着用しショーランに集まった13万人を魅了

セルジオ・ペレス、メキシコシティで2021年11月3日行われたレッドブル・ホンダのショーランイベントにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

母国レースとなる2021年FIA-F1世界選手権第18戦メキシコGPに向けてのセルジオ・ペレスの想いは特別だ。デビュー10年目に至って初めて「母国優勝を夢見る事ができる」クルマとチームに恵まれたとして、ペレスは勝利に向けた強い意気込みを示した。

“チェコ”の愛称で知られる31歳のメキシコ人ドライバーは11月3日(水)、メキシコシティを象徴するパセオ・デ・ラ・レフォルマ通りでRB7によるショーランを行った。

ペレスは今週末のエルマノス・ロドリゲス・サーキットに持ち込むワンオフ仕様のヘルメットだけでなく、特別仕様のドライバーズスーツを着用し、沿道に集まった13万人もの大観衆の前でドーナツターンを披露した。

イベント終了後、ペレスは今週末の目標について「混戦を制して日曜日のレースで優勝を狙う事」だと力強く語った。

セルジオ・ペレス母国優勝を夢見る事ができる

今週末はメキシコでのホームレースです

最高にワクワクするし本当に楽しみだよ。母国の人たちはこれまでずっと僕のキャリアを支えてきてくれたし、ファンの皆の前でレースをするのは何時だって最高に素晴らしいものだからね。

メキシコでのサポートにはいつも驚かされるけど、それは今に始まったことじゃなく、何年も前、キャリアをスタートさせたばかりの頃からずっと変わらない。今回は遂に、母国での勝利を夢見ることができるチームとマシンを手に入れる事ができた。最高だよ。

今週末は最高のリザルトを持ち帰れるチャンスがあるから、できる限り準備を整えて、その上で何ができるかを考えてみたいと思う。

週末に向けてメキシコシティの街中でショーランを行いましたね。どうでしたか?

この国で最も象徴的な通りをレッドブル・レーシングのマシンで走るのは本当に特別なことだし、今回はクレイジーな週末になるだろうね。長年に渡って夢見てきたことだし、母国でレッドブルのマシンを走らせる事は本当にスペシャルな事だ。

イベントが終わった後はチーム全員を招いて夕食会を開き、最高のメキシコ料理と僕らの国の伝統を味わってもらおうと思ってる。

今回はメキシコをテーマにした特別デザインのヘルメットを用意していますね。

最高に特別な週末にしたくてデザイナーに相談したんだけど、そうしたら素晴らしいデザインを提案してくれたんだ。今まで被った中で一番好きなデザインかもしれない。

僕のヘルメットのデザインはすべて、メキシコの文化や伝統を表現したものなんだけど、今回はこれまで以上に自分の色を全面に出したかったんだ。

フォーム材の色もメキシコ国旗の色に変えたんだ。メキシコのファンも気に入ってくれているみたいだし、早くこれを被ってレースがしたくてしょうがないよ。


メキシコGPの戦いの舞台となるのは標高約2285mの高地に位置するエルマノス・ロドリゲス。1周4,304mのコースは海抜0m地点と比較して22%も空気が薄く、エンジン性能や空力特性はもとよりマシン全体に大きな影響を及ぼす。

前回大会の2019年のグランプリでは、3番グリッドのルイス・ハミルトン(メルセデス)がセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を1.7秒引き離して83勝目を飾った。3位表彰台にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が滑り込んだ。

F1メキシコGPは日本時間11月5日(金)26時30分からのフリー走行1で幕を開ける。

F1メキシコGP特集

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