フェルナンド・アロンソ、強豪が沈んだ”普通”じゃない序列とコース攻略の肝を語る
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マクラーレンF1チームのフェルナンド・アロンソが、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで26日に開幕したF1メキシコGP初日プラクティスを振り返った。アロンソは午前のセッションをリザーブドライバーのランド・ノリスに譲り、午後のセッションでマシンに復帰。トップから2.823秒遅れの19番手で初日を締め括った。
2回のフリー走行でタイムシート最上部を占拠したのは、シーズンを通して圧倒的な速さを示し、チャンピオンシップ争いを繰り広げてきたメルセデスとフェラーリではなくレッドブル・レーシング。前戦アメリカGPで若干盛り返したとは言え、シーズン後半に突入して以降は影が薄かったルノー・スポールが3・4番手につけるなど、いつもとは異なる”異常”な並び順となった。
タイムシートは明日になれば”普通”に戻る
フェルナンド・アロンソFP1: ー, FP2: 19位
このコースは本当に独特で、毎回走るたびに本当に嬉しい気持ちになるんだ。ここは空気が薄いからトップスピードが速い代わりにグリップが不足する。感触は良かったよ。FP2ではFP1のテストの続きをやった。一番の課題は間違いなくタイヤだね。デグラデーションが相当酷いみたいだし、明日は雨が降るみたいだから、両方のコンパウンドを試しておきたかったんだ。良いデータを集める事が出来たよ。
この手のサーキットでは対応しなきゃならない要素がたくさんある。エンジンやブレーキ温度をはじめとしてメカニカルな部分に対する要求が激しいからね。今日は全体としてテストに時間を割いた一日だった。
明日以降の序列を予想するのは難しいね。ハイパーソフトはたった1周しか保たないから、トップチームの連中はアタックの際にトラフィックに捕まったかロックアップでもして、ラップをまとめ切れなかったんじゃないのかな。明日は上手くやるだろうから、タイムシートはもう少し”普通”になると思うよ。
スタジアムセクションは本当に独特だね。あそこは低速過ぎてタイヤの温度を維持するのが難しい。F1マシンを想定して作られたんじゃないんだろうね。だからこそ、その部分を上手くやれればあのセクターを攻略できるんだ。今日はまだ金曜なのにグランドスタンドの80%がファンで埋め尽くされていた。壮観だったよ!
初日をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン。2番手にはダニエル・リカルドが続き、レッドブル・レーシングが後続を1秒以上も引き離す異次元の速さを見せた。3番手にはルノー・スポールのカルロス・サインツが続いた。
F1メキシコグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間10月27(土)24時から25時まで、公式予選は同27時から1時間に渡ってエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される。