マクラーレンF1、レッドブルの戦略責任者を獲得…スポーティング・ディレクターとして起用
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マクラーレン・レーシングは2024年9月24日、レッドブル・レーシングのレース戦略責任者を務めるウィル・コートネイが現職を退き、スポーティング・ディレクターとして英ウォーキングのチームに加わると発表した。
コートネイはジャガー時代を含めてレッドブルで20年間を過ごした後、レーシング・ディレクターを務めるランディープ・シンの部下としてマクラーレンに移籍することになるが、合流のタイミングは明らかにされていない。レッドブルとの現行契約は2026年半ばまでと見られている。
マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は「ウィルの経験、プロフェッショナリズム、そしてモータースポーツへの情熱は、我々の競技部門を率いるに理想的だ」と語った。
「我々は現在、チームとして重要な局面に差し掛かっている。ウィルは強力なリーダーシップチームの一員として、勝利やチャンピオンシップの獲得に向けて大いに貢献してくれるはずだ」
コートネイを含めて王者レッドブル・レーシングは、過去5か月間で3人のシニアマネジメントを失うこととなった。
スターデザイナーで最高技術責任者(CTO)のエイドリアン・ニューウェイは、マネージング・テクニカル・パートナーとしてアストンマーチンに移籍し、スポーティング・ディレクターのジョナサン・ウィートリーはチーム代表としてザウバー/アウディに加わる。
コートネイのマクラーレン移籍に関してレッドブルは現時点で声明を出していない。
マクラーレンのランド・ノリスは6レース、3スプリントを残した現在、ドライバーズ選手権でレッドブルのマックス・フェルスタッペンに52ポイント差の2位につけている。一方、コンストラクターズ選手権では、マクラーレンがレッドブルに41ポイント差をつけて首位に立っている。