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マクラーレン・ホンダF1チームが、来週開催されるF1バーレーンGPに3Dプリンターを持ち込み、グランプリの現場でマシンパーツのデザインを調整するとSkyが報じた。
Stratasys、マクラーレン・ホンダとの提携を発表
4月7日、3DプリンターメーカーのStratasysはマクラーレン・ホンダとのパートナーシップ締結を発表した。同社は既にジャガーやランボルギーニと言った自動車メーカーに対して技術提供を行っている。Stratasysは、マクラーレン・ホンダに3Dプリンタとプリントに使用する溶解材料一式を提供する。
マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「モータースポーツが(3Dプリントに代表される)ラピッドプロトタイピングと付加製造に依存してきていることは明白です。実戦に投入するまでの時間を大幅に短縮できます」とコメント。3Dプリンター用いて、リアウイング、ステアリングのモックアップ、冷却ダクト、シールプレート、ハーネス等を製造する。
3DプリンタによるF1パーツの製造はこれまでも行われているが、今回の提携によって今まで以上に3DプリンタがF1パーツの製造に関わることになる。フリー走行での結果を踏まえて翌日のために現場でパーツを製造する、そんな近未来的な光景が見られるのも時間の問題かもしれない。
3Dプリンタで製造された様々なF1パーツ
©stratasys.com
3Dプリンターで作られたリアウイング。プリントにかかった時間は3日間、従来に比べて大幅に時間を短縮。
©stratasys.com
コックピットへの熱気防止を目的としたシールプレート。
©stratasys.com
炭素繊維冷却ダクト。特別開発された材料を用いて3Dプリンターでベースの造形を行い、その後カーボンで包み込み焼成。
©stratasys.com
3Dプリントされたステアリングのモックアップ。