マクラーレンF1、Dropboxとの提携を発表…2024年を含む複数年
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マクラーレン・レーシングは2月9日(金)、2024年シーズンのFIA-F1世界選手権開幕に先立ち、オンラインストレージサービス大手「Dropbox」との公式テクノロジー・パートナー契約を発表した。契約は複数年。
F1人気が拡大する米国カリフォルニア州サンフランシスコに本拠を構えるDropboxは、オンラインストレージとローカル間でデータの共有や同期を可能とするサービスで、180カ国に7億人以上の登録ユーザーを抱えている。
DropboxがF1に関与するのはこれが初。効率的なコラボレーション、ファイルおよびコンテンツの共有を通して、マクラーレンで働く従業員が時間を節約できるよう支援していく。
契約の一環としてマクラーレンの2024年型F1マシン「MCL38」や、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリが着用するレーシングスーツならびにヘルメットに同社のブランディングが施される。
マクラーレン・レーシングのザク・ブラウンCEOは「F1という高い競争力が要求される競争の激しい世界においては、信頼性とスピードがあらゆるビジネス領域で極めて重要だ。Dropboxが効率的でシームレスな作業をサポートしてくれることは素晴らしいことだ」と語った。
また、Dropboxの共同設立者兼CEOであるドリュー・ヒューストンは「マクラーレンF1チームの執拗さと高いパフォーマンスには、いつも刺激を受けてきた。時間を節約し、最も重要な仕事に集中できるよう我々は、AI(人工知能)とML(機械学習)を活用した製品を開発している。スポーツのあらゆる面でスピードと卓越性を追求するマクラーレンのパートナーとなる事を嬉しく思う」と語った。