ガルフ? マクラーレンF1、今季型「MCL35M」カラーは明るめのパステルブルーか
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新車発表の楽しみの一つは見慣れない新しいリバリーだ。新たなカラーリングやデカールは新鮮な印象を与えるだけでなく、無駄にパフォーマンスの向上を期待させる。
マクラーレンはロン・デニス体制からの脱却を内外に知らしめるべく、2018年からパパイヤオレンジをメインカラーに据えてきた。体制変更のシンボルとして”歴史”に由来を求める手法はポピュラーである。
オレンジをブランドカラーと定めた以上、それが短期間に別の色に取って代わられる事はないものの、これと組み合わされる色が変更される事はブランディングの観点で大きな問題はない。ましてやそれがスポンサーマネーの増額をもたらすのであれば尚更だ。
どうやらマクラーレンは2021年型F1マシン「MCL35M」に、従来の濃紺に変えて明るめのパステルブルーを配するようだ。
🧡💙 Spray days 💙🧡#MCL35M @AkzoNobel pic.twitter.com/nD2gR9IoFv
— McLaren (@McLarenF1) February 9, 2021
英国ウォーキングのチームはこの程、スプレーガンでエアロパーツを塗装中と思しき作業風景を収めた画像を公開した。写っているのはガルフ・オイルを想起させるオレンジとスカイブルーの組み合わせだ。ただの「下地」という可能性もあるが…。
マクラーレン・グループは昨年7月、石油大手ガルフ・オイル・インターナショナル・リミテッドとの複数年にわたる戦略的パートナーシップの締結を発表した。契約の一環として昨季型マシンのエンジンカバー並びにウイングミラーにはガルフのロゴが掲載され、新型ロードスター「エルバ」にはマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)仕様としてガルフカラー・モデルが設けられた。
ガルフカラーのマクラーレン新型ロードスター「エルバ」
見るものに可愛らしい印象を与える色の組み合わせであるだけに、ランド・ノリスにはマッチしそうだが、配色配分によっては新たにチームに加わったダニエル・リカルドにとっては少し浮いたカラーリングになるかもしれない。