「MAZDA RX-VISION GT3 CONCEPT」GTスポーツに登場、570馬力の次世代ロータリーエンジン搭載
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マツダとポリフォニー・デジタルの共同開発によって生まれた「MAZDA RX-VISION GT3 CONCEPT」が、5月22日(金)午後3時(日本時間)より、PS4ゲーム「グランツーリスモSPORT」内でオンライン提供される。
RX-VISION GT3 CONCEPTは「MAZDA RX-VISION」をベースとしたマツダの最新型バーャルレースカーで、FIA-GT3規格への準拠を想定して設計・開発された。ベースとなるMAZDA RX-VISIONは、2015年に発表されたフロントエンジン後輪駆動スポーツカーのコンセプトカーで、次世代ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」を搭載する。
9,000回転で最大出力570馬力を誇る2.6リッターSKYACTIV-Rをフロントミッドシップに搭載し、トランスアクスル後輪駆動により前後48:52という理想的な重量配分を実現したRX-VISION GT3 CONCEPTは、グランツーリスモSPORT内における「FIA GT3」と同等の諸元・性能を有するコンセプトモデルが対象の「Gr.3」に区分される。
「FIA GT3」は、市販2シーターもしくは2+2シーターのスポーツカーをベースに、レース用の改造を施した国際自動車連盟(FIA)が認定する競技車両規格で、欧州のGTワールドチャレンジや米国のIMSAシリーズなどのメジャーシリーズで採用されており、デイトナ24時間やスパ・フランコルシャン24時間、ニュルブルクリンク24時間や鈴鹿10時間など、同規格のマシンが出場するレースは高い人気を博している。
認められた範囲以外の改造は厳しく制限され、レースオーガナイザーによる車両間パフォーマンスの均衡化を目的としたBoP(バランス・オブ・パフォーマンス=性能調整)が行われる。エンジン出力や車両重量、最低地上高などが車種ごとに細かく指定され、公平性が管理されている。
なおマツダは「FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ」にパートナー協賛しており、2020年シーズンに世界各地で開催予定のワールドツアーに出場できるシード権を獲得。RX-VISION GT3 CONCEPTなどマツダ車を使うGTスポーツユーザーには、最終決戦であるワールドファイナルへの出場チャンスが提供される。
また、第75回国民体育大会「燃ゆる感動 かごしま国体2020」文化プログラムである「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2020 KAGOSHIMA」のGTスポーツ部門にも、RX-VISION GT3 CONCEPTで参戦する事ができる。