元フェラーリF1代表マウリツィオ・アリバベーネ、ユヴェントスの経営トップに就任

フェラーリのマウリツィオ・アリバベーネ代表Courtesy Of Ferrari S.p.A.

かつてスクーデリア・フェラーリのチーム代表を務めていたマウリツィオ・アリバベーネが7月1日付けでセリエAの強豪ユヴェントスFCの経営トップに就任した。

ユヴェントス・フットボールクラブS.p.Aは6月30日にトリノで行われた取締役会を経て、マウリツィオ・アリバベーネに「サッカー事業領域の管理に関わる一切の権限を与える事を決議した」と発表した。

1957年3月7日ブレシア生まれのマウリツィオ・アリバベーネは、イタリア国内外で20年間に渡ってマーケティング及びプロモーション業務に携わった後、1997年にフィリップモリスに入社。副社長職等を経て2010年にF1コミッションのスポンサー代表に就任した。

その後、マルコ・マティアッチの後任として2015シーズンよりチーム代表としてフェラーリを指揮するも、自身をチーム代表に指名したセルジオ・マルキオンネ会長の死去を経て2018シーズンを以てチームを離脱。現職のマッティア・ビノットにトップを譲った。

マラネロから去ったアリバベーネは、ユヴェントスの大株主であるエクソールから推される形で2018年10月25日の取締役会でユヴェントスの取締役に選出された。

アリバベーネは2012年より社外取締役を務め、2015年までは統制・リスク委員会および指名・報酬委員会のメンバーに名を連ねるなど、古くからユヴェントスとの関係を築いてきた。

またこの日の取締役会では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックに伴う売上への影響を受け、財務強化のために最大4億ユーロ(約526億5,200万円)の増資計画が承認された。

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