マーカス・アームストロング、F2からインディカーに転向…強豪チップ・ガナッシとパート契約

マーカス・アームストロング、2022年FIA-F2選手権Courtesy Of Chip Ganassi Racing

FIA-F2選手権ウィナーのマーカス・アームストロングが2023年に強豪チップ・ガナッシ・レーシング(CGR)からパートタイムでインディカー・シリーズに参戦する事が決まった。

22歳のニュージーランド人ドライバーは当初、デイル・コイン・レーシングの佐藤琢磨の後任の一人として名前が挙がっていたが、ストリート及びロードでの12レースで11号車ホンダをドライブする事となった。

インディ500を含むオーバル5戦での11号車の担当ドライバーはまだ明らかにされていない。

アームストロングは「インディカーに参戦できる事になって本当に嬉しい。特にCGRは象徴的で成功したチームだから尚更だ。このスポーツにおいて絶対的最高レベルでパフォーマンスを発揮している人たちから学ぶという素晴らしい機会を得る事になる」と語った。

チームメイトには同郷の先輩である6度のシリーズチャンピオン、スコット・ディクソンや元F1ドライバーでインディ500ウィナーのマーカス・エリクソン、2021年の王者でマクラーレンF1リザーブドライバーのアレックス・パロウが並ぶ。

2014-15年のフォーミュラ・フォードでシングルシーターのキャリアをスタートさせたアームストロングは、2017年にイタリアF4でチャンピオンを獲得。FIA-F3選手権での2位を経て2020年にF2へのステップアップを果たした。

アームストロングについてCGRのマネージング・ディレクターを務めるマイク・ハルは「CGRでインディカーに登りつめた他のドライバーと共通しているのは、22歳という年齢で既に勝ち方を知っているということだ」と語った。

アームストロングは来週、インディアナポリスでCGRのチームメイトと対面する予定で、インディカーでの初戦はセント・ピーターズバーグで行われる2023年3月5日の開幕戦となる見通しだ。

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了