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ホンダは2月9日、育成ドライバーの牧野任祐(まきの ただすけ / 20歳)がFIA フォーミュラ2世界選手権に参戦することを正式発表した。牧野はロシアン・タイムからF2に参戦し、F1デビューへの挑戦を加速させる事になる。
牧野は2015年、ホンダが運営する鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラでスカラシップ獲得。翌2016年に全日本F3選手権CクラスとSUPER GTに参戦、昨年は拠点をヨーロッパに移し、F3欧州選手権に参戦しシリーズランキング15位を獲得した。
F2は世界最高峰フォーミュラ1の直下のカテゴリ、F1出走に必要なスーパーライセンスポイント獲得の点で最も優遇されている。牧野はシリーズ3位以内に入れば、F1参戦の要件を満たすことになる。
「カートを始めた5歳のときから、ずっと世界の頂点で戦うことを目標にしてきたので、夢の舞台にまた一歩近づけたことを、とてもうれしく思っています」と牧野。「昨年のチャンピオンチーム、ロシアン・タイムとの新たなチャレンジが今から楽しみです。これまで支えてくれたファンや関係者の皆さんのご期待に応えるレースができるよう、精一杯頑張ります」
牧野は昨年末、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催されるFIA F2のテストに、ロシアンタイムから参加している。