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日本時間6月16日(金)2時から行われた公式練予選2回目。昨日に引き続き天気は良好。気温24.7℃/路面温度35.6℃のコンディション。トップタイムを記録したのは、小林可夢偉の駆るトヨタTS050ハイブリッド7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ステファン・サラザン組)。3分14秒791という驚異的なコースレコードを叩き出しての堂々トップタイムだった。
これまでのコースレコードは、2015年にポルシェのニール・ヤニが出した3分16秒887。今回可夢偉が記録したタイムは、これを2秒以上も上回る異次元のタイムであった。記録を更新されたニール・ヤニ(ポルシェLMPチーム1号車)は、可夢偉から遅れること2秒468の2番手に続いた。
予選の様子
予選開始早々、セバスチャン・ブエミの乗るトヨタ8号車が、アウトラップ中のミュルサンヌでコース脇にマシンを止めた。ブエミは1速ホールドの状態でEV走行でピットに戻る。
開始から20分、ミュルサンヌ・ストレートでLMP2のエリック・マリスの運転するモータースポート33号車がのクラッシュ。コース上には赤旗が振られ予選は50分余り中断した。
残り時間10分を切ったところでLMP2パニス・パルテズ23号車がクラッシュし、コース上には赤旗が振られた。結局セッションが再開されることはなく、予選はそこで終了となった。
可夢偉のコースレコードラップ
神ラップをオンボード映像でご覧あれ。
REPLAY PART 2: how @kamui_kobayashi smashesd track record during #LeMans24 Qualifying Session 2. @Toyota_Hybrid #WEC pic.twitter.com/mMIKxV86UD
— FIA WEC (@FIAWEC) 2017年6月15日
歓喜するトヨタ陣営
ALL TIME RECORD ‼️#LeMans?? 3 min 14,791sec ?? @Toyota_Hybrid #7 @kamui_kobayashi #TeamSpirit pic.twitter.com/OuswQcN5eQ
— alex wurz (@alex_wurz) 2017年6月15日
LMP1クラス順位結果とタイム
Pos. | Team | Driver | Best Time | Gap |
---|---|---|---|---|
1 | トヨタ | #7小林可夢偉 サラザン |
コンウェイ3:14.791 | – |
2 | ポルシェ | #1ロッテラー タンディー |
ヤニ3:17.259 | 2.468 |
3 | ポルシェ | #2バンバー ハートレイ |
ベルンハルト3:18.067 | 3.276 |
4 | トヨタ | #8デビッドソン 中嶋一貴 |
ブエミ3:19.431 | 4.640 |
5 | トヨタ | #9国本雄資 ロペス |
ラピエール3:19.889 | 5.098 |
公式予選3回目は、この後16日(金)朝5時から行われる予定となっている。