リアム・ローソン、F1カタール続投の知らせは”見知らぬ番号”からの着信で

ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われたドライバーズ・プレスカンファレンスに出席するリアム・ローソン(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年10月5日(木) F1カタールGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

F1カタールGPでのダニエル・リカルドの代役続行の知らせについてリアム・ローソン(アルファタウリ)は、見知らぬ番号からのビデオ通話で告げられたと明かした。

当初、リカルドはロサイル・インターナショナル・サーキットでの復帰を目指していたものの、事前のシミュレーター作業を経てターゲットを2週間後のアメリカGPに切り替えた。

カタールGPを週末に控えた10月2日(月)の昼、知らない番号からの着信を受けたローソンが不審に思いながら電話に出ると、iPhoneには見知った顔が表示された。

イベントの開幕を翌日に控えた木曜、今週末のグランプリの参加について、いつチームから連絡があったのか?と問われるとローソンは「月曜日だよ」と答え、次のように続けた。

「ランチを食べている時、知らない番号からFaceTimeで電話がかかってきたんだ。それで恐る恐る出てみたらダニエルの顔が映って、もう一週末、やらせてあげようかと思ってねって言われたんだ」

「もちろん、こうしてこの場に戻ってこれて嬉しいし、またクルマに乗れる事になって良かったと思ってる。ここはこれまでとは特性が全然違うサーキットだけど、楽しみだよ」

Courtesy Of Red Bull Content Pool

ロサイル・インターナショナル・サーキットのピットレーンをキックボードで移動するリアム・ローソン(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年10月5日(木) F1カタールGP

ローソンは前戦鈴鹿を終えてもトレーニングを欠かさず続けていた。「正直に言うと、日本GPを終えた段階で、もう一度走る可能性が高そうだと思って、普通に準備を続けていたんだ」とローソンは説明する。

「確信があったわけじゃないんだけど、少し違うとはいえ、いつものように準備を続けた。もちろん、フルタイムドライバーとしてこの場にいたいと思っているけど、兎に角、このチャンスを最大限に活かすつもりだ」

なお、リカルドの復帰時期の見通しについては、確定的でない事を強調しつつもアメリカGPが濃厚との見方を示した。

ローソンにとってカタールGPは、キャリアで初めてスプリントフォーマットを経験する週末となる。「誰にとっても同じことではあるけど、僕がここに来たのはこれが初めてだから、フリー走行で走れる時間が短いのは結構キツイと思う」とローソンは付け加えた。

F1カタールGP特集

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