ロバート・クビサ、アルファロメオC41をシェイクダウン…深刻なトラブルなく「感触は良い」
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アルファロメオ・レーシングは26日(金)、カタロニア・サーキットに2021年型F1マシン「C41」を持ち込みシェイクダウンを行った。信頼性に関する大きなトラブルはなく、スイス・ヒンウィルのチームは自信と共にプレシーズンテストの地バーレーンへと向かう。
スペイン現地午前9時32分、日差しに恵まれさわやかな朝を迎えたこの日、最初にステアリングを握りコースに出たのはキミ・ライコネンでもアントニオ・ジョビナッツィでもなく、開発ドライバーを務めるロバート・クビサだった。
技術的フィードバックに定評あるクビサは、シミュレーターでの開発に携わる事で得られた経験と照らし合わせるようにショートレイアウトで29周を走り込んだ。
先週の月曜日にワルシャワで行われた新車発表を経て、チームはインスタレーションラップでシステムチェックを行い、その後エンジニア達による一連のテストを経て、マシンに問題がない事を確認した。
チームは声明の中で「信頼性に関する問題はなく予定通りにプログラムを終えた。3月12~14日にバーレーンで開催される次のテストセッションに向け、我々は新しいマシンに自信を持って臨む事ができる。次はパフォーマンスに焦点を当てていく」と記した。
また、チーム代表でありザウバー・モータースポーツAGのCEOを務めるフレデリック・バスールは「本日の作業はシーズンに向けた準備の重要なステップだ。計画通りに実施できたことを報告したい」と語った。
テストを担当したクビサは走行を終えて「新車を最初にドライブするのは何時だって特別だ。今日はシステムが設計通りに機能していることを確認する事が重要で、パフォーマンスを追求したわけではないが、それでもドライブする楽しさは変わらない。クルマのフィーリングは良かったし、またドライブするのを楽しみにしている」と振り返った。
昨年のコンストラクターズチャンピオンシップで8位に終わったアルファロメオは、競争力の回復に向けて新型ノーズに開発トークンを投じた。要となるフェラーリ製F1パワーユニットに関しては、マッティア・ビノット代表がパワー不足解消への自信を示している。