ハミルトンが最速発進、新型PU投入のホンダ勢も”期待大”の好スタート / F1日本GP《FP1》結果とダイジェスト
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シーズン17戦目となるF1日本GPが10月5日に三重県鈴鹿サーキットで開幕を迎え、午前10時から金曜1回目のフリー走行が行われた。グランプリ一発目のセッションを制したのはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。中間コンパウンドのソフトタイヤを履き、1分28秒691のトップタイムを記録した。
2番手にはハミルトンから遅れる事0.446秒でチームメイトのバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが1-2スタート。3番手には同0.682秒差でレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが続いた。
台風25号の影響でどんよりとした曇り空に覆われた金曜午前の現地鈴鹿。懸念されていた本格的な降雨はなく、セッションは気温22℃、路面温度25℃のドライコンディションでスタート。路面の所々にウェットパッチが残っており、セルジオ・ペレスやセルゲイ・シロトキン等、数多くのマシンが足元をすくわれた。
公式タイヤサプライヤーのピレリはタイヤへの負荷が高い鈴鹿に、ミディアム、ソフト、スーパーソフトの3種類のコンパウンドを投入。マクラーレン勢とメルセデス勢、そしてトロロッソ・ホンダ勢は最も柔らかい赤スーパーソフトを履かないままにセッションを終えた。
スクーデリア・フェラーリはキミ・ライコネンが4番手、セバスチャン・ベッテルが5番手タイムで終了。スーパーソフトでのタイム計測にも関わらず、ハミルトンとのタイム差はほぼ1秒。控えめに言ってもかなり厳しい週末の出だしとなった。
トロロッソ・ホンダ勢はコンマ5秒のゲインがあるとされる最新版スペック3エンジンを投入。メルセデス同様にソフトでの計測に留まったもののピエール・ガスリーが11番手、ブレンドン・ハートレーは17番手と上々のスタートを切った。
ミッドフィールド最速を記録したエステバン・オコン(Force India)とガスリーとのギャップは0.482秒。SSタイヤを履いてのタイム計測であれば、肉薄するタップタイムを刻んでいた可能性がある。FP2以降のセッションに向けて期待の持てる結果となった。
ガスリーはセッション中盤、最終日立オートモティブシステムズシケイン手前を低速で走行していた所、130Rを全開で抜けてきたハミルトンと交錯。接触は免れたものの審議の対象となっている。
マクラーレン勢はストフェル・バンドーンに代えてランド・ノリスを起用。周回数を稼ぐ事に集中し1分32秒682で20番手最下位。18番手につけたフェルナンド・アロンソとのギャップは0.649秒と大きく開いた。アロンソはデグナーの1個目の侵入の際にバランスを崩しそのままグラベルへ。危うくマシンを破損しかねないシーンもあった。
鈴鹿初走行のシャルル・ルクレール(Sauber)は、鈴鹿を知り尽くすチームメイトのマーカス・エリクソンを10番手に従える9番手タイムを記録。適応力の高さを見せつけた。
2018年F1第17戦日本グランプリ2回目のフリー走行は、10月5日(金)14時から1時間半の日程で開催される。
2018年F1第17戦日本GPフリー走行1(FP1)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
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1 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:28.691 | 25 | |
2 | 77 | ボッタス | メルセデス | 1:29.137 | +0.446 | 26 |
3 | 3 | リカルド | レッドブル | 1:29.373 | +0.682 | 32 |
4 | 7 | ライコネン | フェラーリ | 1:29.627 | +0.936 | 20 |
5 | 5 | ベッテル | フェラーリ | 1:29.685 | +0.994 | 20 |
6 | 33 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:29.841 | +1.150 | 30 |
7 | 31 | オコン | フォースインディア | 1:30.591 | +1.900 | 28 |
8 | 8 | グロージャン | ハース | 1:30.814 | +2.123 | 22 |
9 | 16 | ルクレール | ザウバー | 1:30.929 | +2.238 | 27 |
10 | 9 | エリクソン | ザウバー | 1:31.073 | +2.382 | 29 |
11 | 10 | ガスリー | トロロッソ | 1:31.073 | +2.382 | 20 |
12 | 55 | サインツ | ルノー | 1:31.100 | +2.409 | 23 |
13 | 11 | ペレス | フォースインディア | 1:31.272 | +2.581 | 29 |
14 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:31.274 | +2.583 | 28 |
15 | 27 | ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:31.418 | +2.727 | 18 |
16 | 18 | ストロール | ウィリアムズ | 1:31.508 | +2.817 | 27 |
17 | 28 | ハートレー | トロロッソ | 1:31.908 | +3.217 | 23 |
18 | 14 | アロンソ | マクラーレン | 1:32.034 | +3.343 | 21 |
19 | 35 | シロトキン | ウィリアムズ | 1:32.513 | +3.822 | 26 |
20 | 47 | ノリス | マクラーレン | 1:32.683 | +3.992 | 30 |
コンディション
天気 | 曇り |
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気温 | 22℃ |
路面温度 | 25℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1日本GP |
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セッション種別 | フリー走行1 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | 鈴鹿サーキット |
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設立 | 1962年 |
全長 | 5807m |
コーナー数 | 18 |
周回方向 | 時計回り |