ホンダF1、無念…ポイント獲得叶わず「地元ファンの温かい声援に応えたかった」

ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクター、F1日本グランプリ 2018年10月7日copyright Honda

ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが7日(日)に行われたF1第17戦日本GP決勝を終えて、お膝元鈴鹿サーキットで開催されたレース内容を振り返った。

トロロッソ・ホンダ勢はポイント圏内の6番手と7番手からスタート。だが後一歩というところでポジションを守りきれず、ピエール・ガスリーが11位、ブレンドン・ハートレーは13位でチェッカーフラッグを受けた。会場に駆けつけた八郷隆弘社長の前で入賞を上げることは叶わなかった。

ガスリーは終始ポイント圏内を走行していたものの、ラスト3周のホームストレートでカルロス・サインツ(Renault)にオーバーテイクを許し11番手に転落した。フリー走行での準備が不足が影響したか、ガスリーの2スティント目のソフトタイヤは終盤に競争力を喪失。ペースの上がらない状況が続いていた。

ファンの温かい声援に応えたかった

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

昨日の予選結果が良かっただけに、それを今日のレースに繋げられず非常に残念に思っています。ピエールは終始ポイント圏内を走行していましたが、最終盤にオーバーテイクされ、惜しくも入賞を逃してしまいました。

今週末は我々トロロッソ・ホンダが鈴鹿に入ってから、常に多くのファンの方々に温かい声援をいただきました。チームメンバー全員が勇気づけられましたし、それに応える意味でもポジティブな結果を残したかっただけに、悔しい気持ちが強いです。

ホームレースでのこの悔しさをバネに、今季の残りのレースおよび来年へのパフォーマンス向上に努力していきたいと思っています。


53周で争われた決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが通算71勝目を上げ優勝。2位はチームメイトのバルテリ・ボッタス。3位表彰台にはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが滑り込んだ。

F1日本GP特集

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