アレックス・アルボン、最高位4位入賞「レッドブル移籍後のベストな週末」F1日本GP《決勝》
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F1日本GP決勝レースを、自己ベストの4位入賞で終えたレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは「本当はもっと良い出来を期待していた」と述べつつも、「レッドブル移籍後としてベストな週末になった」と語り、満足感を示した。
日曜午前の予選では、チームメイトのマックス・フェルスタッペンと全くの同タイムを刻み6番手を獲得。決勝ではスタートで出遅れて8番手にまで後退した事が響き、メルセデスやフェラーリを脅かすには至らなかったものの、15周目にミディアムに履き替え、好ペースで4番手まで浮上。後続との差を引き離した34周目にソフトに履き替え、そのままポジションを守り切った。
クリスチャン・ホーナー代表は「アレックスのスタートは完璧とは言えず、マクラーレンの2台の後ろに下がってしまったが、上手くレースを戦い、2ストップ戦略を見事に機能させた。4周目のノリスへのオーバーテイクは果敢でありながらもフェアだった。ミスはなく、キャリアベストの4位でフィニッシュしてくれた」と語った。
レッドブル移籍後のベストな週末
アレックス・アルボン決勝: 4位, グリッド: 6番手
4位は僕にとってF1でのキャリアのベストリザルトだ。レッドブルに移籍して以降、今回がベストの週末だった事は間違いない。クルマは、FP1からバランスも感触も良かった。鈴鹿では、自信を持ってドライブできるマシンが必要だから、これは重要なことなんだ。初めての走行だった事を思えばなおさらだよ!
レースに関しては、スタートを含めてもう少し良い出来を期待してたんだけど、スタートの時に酷くホイールスピンしちゃって、マクラーレンに先を越されてしまったんだ。その後オーバーテイクして2台を交わしたけど、その時は既に先頭集団にかなり離されてしまっていた。
5番手をかけてランド(ノリス)とバトルしてた時の件については、彼は僕にスペースを与えてドアも開いた状態にしていてくれたと思うけど、若干厳しかったね! その後は、アンダーカット戦略が成功してカルロス(サインツ)を交わし、後は誰もいない状況の中で4番手を走り続けた。やってた事と言えば、最後までタイヤが持つようにマネジメントする事だけだった。
マックスがリタイヤしてしまっていたから、チームのためにポイントを持ち帰れて満足している。今日は4位以上の結果は不可能だったと思うし。まだ自分の速さを引き伸ばしていけると思うけど、今のところ自分のペースと進捗には満足してるし、今週末もまた一歩先に進めたと思ってる。
正直に言えば、ホンダのお膝元って事もあって、現地入りする前はもっと良い結果を期待してたんだ。接戦には持ち込めたけど、単純に速さが足りなかった。課題を乗り越えて、次のメキシコでもっと速さを見せられる事を祈ってる。
10月13日(日)に鈴鹿サーキットで行われた2019年F1日本グランプリ決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタス(Mercedes)が優勝。2位にセバスチャン・ベッテル(Ferrari)、3位にルイス・ハミルトン(Mercedes)が続き、メルセデスが最終戦を待たずに、コンストラクターズ選手権6連覇の偉業を達成した。