ホンダF1田辺、PUの調整不足解消を確信「スペック3は大幅な改善を遂げている」

モナコで腕を組み写真撮影に応じるホンダF1の田辺豊治copyright Honda

ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは10月5日(金)に行われたF1第17戦日本GP初日プラクティスを終えて、ロシアGPで確認されたパワーユニットの調整不足に伴う振動問題は解決されたとの見方を示した上で、最新型スペック3エンジンは大幅な改善と遂げていると明らかにした。

トロロッソ・ホンダ勢は、10月5日(金)に行われたF1第17戦日本GP初日2回目のプラクティスで、ブレンドン・ハートレーが10番手、ピエール・ガスリーが13番手につけ、ターゲットに据える予選Q3=トップ10圏内進出に向けて有望な速さを見せつけた。

スペック3は大幅な改善を遂げている

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

過去3日間に渡って、ブレンドンとピエールは幾つかのホンダの施設を見学し、温かい歓迎を受けた後でホームレースに臨みました。前戦ロシアGPの金曜フリー走行で初めて投入した最新版パワーユニットは今日も有望なデータを示しています。

スペック3は大幅な改善を遂げており、ロシアGP後に行った調整作業が正しく機能している事も確認できました。残念な事に、ピエールの方は燃料システムに問題を抱えてしまい、午後のFP2で走行時間をロスしてしまいましたが、初日でのトラブルと言う点では致命的というほどではないと考えています。


初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMG勢。ルイス・ハミルトンがファステスト、バルテリ・ボッタスが2番手を連取し2回のセッションで共に1-2を果たした。スクーデリア・フェラーリとのギャップは著しく大きく、跳馬には既に赤信号が灯っている。

F1日本グランプリ3回目のフリー走行は、10月6日(土)12時から1時間に渡って、公式予選は同15時から鈴鹿サーキットで開催される。台風25号の影響が懸念されているが、土曜午後の鈴鹿の降水確率は40%台に低下しており、場合によっては全車フルパフォーマンスを発揮してのグリッド争いが見られるかもしれない。

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