ランド・ノリス、3位争い虎視眈々…フェルスタッペン撃破のチャンスあり
Published:
ランド・ノリスはモンツァでのマクラーレンMCL35Mの競争力に自信を深めており、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に打ち勝つチャンスがあるかもしれないと考えている。
ノリスは9月10日(金)のF1イタリアGP予選で、3番手のフェルスタッペンに対して1000分の23秒差の4番手タイムを叩き出した。チームメイトのダニエル・リカルドも5番手につけており、ウォーキングのマシンは1ラップペースで強力なパフォーマンスを見せつけた。
クルマを降りたノリスは「惜しいって言う言葉は嫌いなんだ。十分な仕事ができなかった、って気持ちにさせられるからね」と予選を振り返った。
「でも満足してはいるんだ。先週末よりも遥かに良いポジションにいるし、レースが更に楽しみになってきた」
「3番手を逃したのは本当に残念だよ。クルマのパフォーマンス的にはもう少しやれたかもって気がするからね。明日はそれにチャレンジしてみなきゃ」
マクラーレンは予選に先立って行われたフリー走行でソフトコンパウンドを履かず、2台共にトップ8圏外と目立った位置にはつけていなかったが、ノリスによると予選を前にクルマに対して「幾つかの調整を加えた」という。
「スタートしてからずっと良い感じで、かなりの量の作業を進める事ができたのが良かったんだと思う」
「4番手には満足してるけど、もう少しタイムを見つけ出せれば良かったんだけどね。マックスに対して100分の1秒、あるいはその半分とか。。それができれば最高だった」
ノリスは今のポジションを維持して日曜のレースに臨むことが重要だとする一方で、レッドブル・ホンダ勢とやり合って3位を勝ち取るチャンスがあるかもしれないと考えている。
「メルセデスは遥か彼方だから同じ舞台にいないと思うけど、レッドブルに対してはチャンスがあるかもしれない」
「僕らはペレスより前にいるわけだし、マックスともかなり接近してるからね。実際にどうなるかは分からないし確信はないんだけど。燃料を積んだ状態でのペースを見てみないことにはね」
なおマクラーレンのエグゼクティブ・ディレクターを務めるアンドレア・ステラは初日セッションを経てモンツァについて「ザントフォールトよりも我々のクルマに合ったコース」と語っている。
スプリント予選の最上位1番手はバルテリ・ボッタス。2番手にルイス・ハミルトンが続きメルセデスがフロントローを独占した。3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続く結果となった。
2021年 F1イタリアGPの2日目はFP2とスプリント予選が行われる。決勝レースのグリッド争いは日本時間9月11日(土)23時30分より行われ、1周5,793mのモンツァ・サーキットを18周する事で競い合う。