ノリス、依然仕様違いのレッドブルを抑えて最速…角田裕毅は全車最小周回で19番手 / F1ハンガリーGP 2024《FP2》結果と詳報
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2024年F1第13戦ハンガリーGP金曜2回目のフリー走行が現地7月19日に行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が全車唯一となる1分17秒台を刻んで初日をトップで締め括った。角田裕毅(RB)は19番手に留まった。
路面温度が60℃に達したFP1とは対照的に、現地17時から行われたFP2は終盤、路面温度が45℃にまで低下。大幅に涼しい状況下で行われたが、土曜の予選はFP2より1時間早く開始されるため、より暑いコンディションが見込まれる。
FP1を経てアストンマーチンは、フェルナンド・アロンソに続いてランス・ストロールにも新しいアップグレード・パッケージを投入したが、レッドブルは引き続きセルジオ・ペレスにシルバーストン仕様のエンジンカバーを使わせた。
とは言え、クリスチャン・ホーナー代表によるとそれ以外は最新スペックとのことで、ペレスは3番手カルロス・サインツ(フェラーリ)に100分の7秒と迫る4番手をマークした。
FP1から最新型を使うマックス・フェルスタッペンは、ノリスから0.224秒遅れの2番手をマークした。シングルラップはさておき、RB20のロングランはどのチームよりも競争力があるように見えた。
水圧の問題によりFP1で妥協を強いられたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は再びガレージ内で時間を失い、ソフトタイヤで真っ当なラップを走れず13番手でクルマを降りた。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)は開始15分という早々に、ターン4の出口でコントロールを失いクラッシュ。鉄製ガードレールに激しく衝突し、約16分間に渡って赤旗が振られた。
幸いにも深刻な怪我はなく、ルクレールはメディカルカーに乗ってピットに戻ったが、新型フロントウイングやフロアは破損し、場合によってはギアボックスやエンジンの交換が必要になる可能性もある。スペアがない場合には2日目以降、旧仕様に戻すことになるだろう。
That was some impact! 💥
Charles Leclerc takes too much kerb into Turn 4 and loses control. Fortunately, Charles and his Ferrari came off better than the barrier did#F1 #HungarianGP pic.twitter.com/t43ZD8qx9m
— Formula 1 (@F1) July 19, 2024
残り28分でセッションが再開されると、我先にとコースインを急ぐクルマがピットレーンに行列を作った。
再開から5分が経過すると、今度は周冠宇(ザウバー)が同じく縁石に乗りすぎたようで、ターン4の出口でスピンを喫してコントロールを失った。幸いにもバリアへの衝突は逃れたが、危うく前方のペレスに衝突しかけた。
ZHOU TAKES A SPIN 😳
Another scary moment at Turn 4 but Zhou is able to save his Kick Sauber after narrowly missing Sergio Perez#F1 #HungarianGP pic.twitter.com/lobQoLJsYq
— Formula 1 (@F1) July 19, 2024
角田裕毅は全車がロングランに取り組み、コース上が大いに混雑した最終盤にソフトタイヤでのフライング・ラップを行い19番手に留まった。
フロントサスペンションの変更に取り組んだ結果、ガレージ内で多くの時間を過ごし、走行は僅か13周に留まった。これはルクレールを除けば全車の中で最も、かつダントツに少ない。
一方で僚友ダニエル・リカルドは20周を走り込み、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)を抑えて8番手タイムを刻んだ。
リカルドと5番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)とのギャップは僅か0.077秒。また、首位ノリスと15番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)との差も1秒と、フィールド全体が拮抗した。
3回目のフリー走行は、日本時間7月20日(土)19時30分から1時間の日程で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2024年F1第13戦ハンガリーGPフリー走行2(FP2)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:17.788 | 24 | |
2 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:18.031 | +0.243 | 20 |
3 | 55 | サインツ | フェラーリ | 1:18.185 | +0.397 | 23 |
4 | 11 | ペレス | レッドブル | 1:18.255 | +0.467 | 23 |
5 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:18.294 | +0.506 | 20 |
6 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:18.315 | +0.527 | 24 |
7 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:18.363 | +0.575 | 20 |
8 | 3 | リカルド | RB ホンダRBPT | 1:18.371 | +0.583 | 20 |
9 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:18.514 | +0.726 | 22 |
10 | 14 | アロンソ | アストンマーチン | 1:18.519 | +0.731 | 23 |
11 | 77 | ボッタス | ザウバー | 1:18.586 | +0.798 | 25 |
12 | 2 | サージェント | ウィリアムズ | 1:18.611 | +0.823 | 21 |
13 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:18.618 | +0.830 | 21 |
14 | 31 | オコン | アルピーヌ | 1:18.754 | +0.966 | 25 |
15 | 27 | ヒュルケンベルグ | ハース | 1:18.791 | +1.003 | 25 |
16 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:18.888 | +1.100 | 24 |
17 | 18 | ストロール | アストンマーチン | 1:19.179 | +1.391 | 25 |
18 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:19.286 | +1.498 | 8 |
19 | 22 | 角田裕毅 | RB ホンダRBPT | 1:19.606 | +1.818 | 13 |
20 | 24 | 周冠宇 | ザウバー | 1:20.067 | +2.279 | 25 |
コンディション
天気 | 晴れ |
---|---|
気温 | 18℃ |
路面温度 | 31℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1ハンガリーGP |
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セッション種別 | フリー走行2 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | ハンガロリンク |
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設立 | 1986年 |
全長 | 4381m |
コーナー数 | 16 |
周回方向 | 時計回り |