角田裕毅、テレメトリーに”異常無し”も「コースに留めるのが本当に難しかった」前半最終戦を最下位で終える
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スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は最下位に終わった7月31日(日)のF1第13戦ハンガリーGP決勝を振り返り「終始クルマと格闘する状況だった」と述べ、原因不明の酷いグリップ不足に見舞われていたと説明した。
同じ様に入賞には届かなかったものの、僚友ピエール・ガスリーがピットレーンスタートからの12位という力強いレースを戦った一方、角田裕毅は目立った活躍の場面もないまま、完走19台中19位という最下位でハンガロリンクを後にした。
テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンはレースを振り返り、テレメトリー上ではクルマに明らかな異常は見当たらなかったとした上で、ファクトリーで詳細な調査を行う事を誓った。
「残念なことに、ユーキのレースは(ガスリーよりも)遥かに厳しいものだった。彼は全てのスティントでグリップとバランスに苦しみ、全体としてクルマに満足できていなかった」
「テレメトリーには明らかな問題はなかったが、調査を行って真相を明らかにする必要がある」
35周目に2回目のピットストップを行いソフトを履いてコースに戻った際、スピンを喫する場面もあった。ラスト26周は終始、最後尾を走り続ける状況だった。
LAP 35/70
Tsunoda goes spinning coming out of the chicane. He's now pointing in the right direction and on his way again. #HungarianGP #F1 pic.twitter.com/gVrhTWAxCR
— Formula 1 (@F1) July 31, 2022
終始クルマと格闘する状況だった
角田裕毅
決勝: 19位 / グリッド: 16番手
今日は本当に大変な1日で、あまりレースをしたように感じられませんでした。そこら中でグリップが全くなく、終始、クルマと格闘する状況でした。
クルマをコース上に留めておくのが本当に難しく、ささいなミスでスピンしてしまいました。今週末は決して楽なものではありませんでした。
アップグレードが思ったように成果を挙げていない理由を理解するために、データを洗いざらい見直さなければなりません。
サマーブレイク中に一度リセットして、シーズン後半にもっと強くなって戻ってくる事を目指してきたいと思います。
7月31日(日)にハンガロリンクで行われた2022年F1第13戦ハンガリーGP決勝では、10番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が逆転優勝を飾り、2位にルイス・ハミルトン、3位にジョージ・ラッセルとメルセデスがW表彰台に上がった。
F1はこれより3週間のサマーブレイクを迎える。スパ・フランコルシャンを舞台とする次戦ベルギーGPは8月26日のフリー走行1で幕を開ける。