3番手ライコネン、不運を悔やむ「トラフィックのせいで新品タイヤを活かし切れなかった」
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28日のF1ハンガリーGP予選を3番手で終えたスクーデリア・フェラーリのキミ・ライコネンは、新品タイヤに履き替えて臨んだQ3の最終アタックでトラフィックに捕まった事を嘆き、運がなかったと肩を落とした。
ライコネンはポールを獲得したルイス・ハミルトン(Mercedes)から0.528秒遅れで3番手となり、100分の2秒差でチームメイトのセバスチャン・ベッテルに競り勝った。
新品タイヤのグリップ力を活かし切れなかった
キミ・ライコネン予選: 3位, FP3: 3位
全体としては、この週末のマシンはどんなコンディションでもかなり競争力があった。予選は少しトリッキーだったけど、結構楽しんでドライブしたよ。スピードも出ていたし、マシンの状態はウェットでも良好だった。他のコースでのウェットよりも、今日の方が競争力があったのは良かったよ。この点については、僕らの課題の一つだったから満足してる。
Q3では、中古タイヤの時の僕らは最速だったけど、新しいセットに変えた後はトラフィックに捕まってしまい、ちょっと運がなかった。前の車に詰まってしまったし、水しぶきのせいでクリアラップを走ることが出来なかったんだ。時間は限られていたし、僕らに出来ることは何もなかった。新品タイヤのグリップ力を活かせず残念だよ。
とは言え、速さを含めてトップを狙うために必要なものは全て揃ってると思うし、ウェットでフロント争いが出来るだけの状態にある事が分かったわけだから満足しなきゃね。
雨がエキサイティングなグリッド争いを演出した予選では、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。2番手にバルテリ・ボッタスが続きシルバーアローが最前列を占拠。3番手にフェラーリのキミ・ライコネンという結果となった。
トロロッソ・ホンダ勢にとっては今シーズン初のダブルトップ10。ピエール・ガスリーは6番手、ブレンドン・ハートレーは8番手と、入賞に向けて好ポジションを確保した。
F1ハンガリーグランプリ決勝レースは、日本時間7月29日(日)22時10分から行われ、ヘルマン・ティルケが設計した1周4381mのハンガロリンクを70周する事で勝敗を決する。