悔いる角田裕毅、ミスによるクラッシュで1日の7割失う「あってはならない事…すべては僕の責任」
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2021 F1第11戦ハンガリーGP初日プラクティスを終えたアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は「あってはならない事」「すべて僕の責任だと思います」と述べ、FP1でのクラッシュを悔いた。
ジュニア時代に走行した経験のあるハンガロリンクでのオープニング・セッションで角田裕毅は、ターン4でコントロールを失いリアからバリアに衝突。AT02はギアボックスを含めてダメージを負い、車両回収のためにセッションは一時赤旗中断となった。
その代償は余りに大きく、メカニックはギアボックス交換とリアエンドの大掛かりな修復に追われた。結局角田裕毅がFP2で周回したのはフライングラップの1周を含む僅か3周に留まった。
チームとしてはデータ収集をピエール・ガスリー1台のみに頼らざるを得ず、角田裕毅はこの日、計120分間のフリー走行の7割近くを失い、ルーキーにとって何より重要なマイレージを稼ぐ事ができなかった。
1日を終えた角田裕毅は「今日は本当にガッカリしています。FP1でミスをしてしまい、1セッションでの走行以上のものを失う事になってしまいました」と振り返った。
「マシンのリアが凄くナーバスな感じで、特に高速コーナーでその傾向があり、ピエールと比較して大きくタイムをロスしていた場所で改善を試みようとしたのですが、クルマのコントロールを失ってウォールにぶつかってしまいました」
「残念ながらギアボックスにダメージがあり、午後のセッションに向けてチームに大きな労力を強いてしまいました」
「メカニック達の素晴らしい仕事のおかげでセッション終了前に修復が終わり、FP2では1周のプッシュラップを終える事ができました」
「このデータは僕にとってもエンジニアにとっても助けになるものですので、今夜はしっかりと見直していきたいと思います」
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズによると、クルマの修復と合わせてセットアップを変更したとの事で、エンジニアと角田裕毅は3周分のデータを手掛かりに2日目に向けての分析を進める事になる。
初日をトップで締め括ったのはバルテリ・ボッタス。2番手にルイス・ハミルトンが続いた事でメルセデスがタイムシート最上部を占拠した。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続いた。
F1ハンガリーグランプリ3回目のフリー走行は日本時間7月31日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってハンガロリンクで開催される。