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元F1ドライバーで現在、ラリーで活躍するレーシングドライバーのヘイキ・コバライネンは2024年4月6日(土)、Instagramに投稿した動画の中で、胸部上行大動脈瘤の手術が無事成功した事をファンに報告した。
コバライネンは先週、フィンランド第二の都市にあるタンペレ大学で手術を受けた事を明かし、開胸手術であったため胸には生涯、傷跡が残るとしつつも、手術は成功したと語った。
手術は病変部分をグラフトと呼ばれる人工血管に置き換える方法を取った。術後数日は少し体調が悪かったとの事だが、今ではかなり回復し、自宅に戻って現在、療養中だという。
レース活動への復帰を含め、最終的にどうなるかは分からないとしつつも、見通しはかなり良く、「完全回復」の可能性もあるとしており、コバライネンは楽観的だ。
2007年から13年にかけてルノーやマクラーレン、ロータス、ケータハムからF1に参戦した42歳のフィンランド人ドライバーは3月1〜3日の2024年全日本ラリー選手権開幕ラリー三河湾を欠場。その後、遺伝性の上行大動脈瘤と診断された事を公表した。
自覚症状も緊急性もなかったが、将来的に避けては通れず先延ばしにする意味はないとして手術を受ける決意を固めた。