ルイス・ハミルトン、安全義務違反でF1サンパウロGP勝利後に再び罰則
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F1サンパウロGPのスチュワードは10番グリッドからの大逆転優勝を飾ったルイス・ハミルトン(メルセデス)に対し、安全義務違反があったとして5,000ユーロ(約65万5,000円)の罰金と、2022年末までの執行猶予付きの20,000ユーロ(約262万円)の罰金を科す裁定を下した。
失意の予選失格からの劇的勝利を経てハミルトンは、チェッカー後のインラップ中にシートベルトを外して走行していた。これがFIAインターナショナル・スポーティング・コード付録L第3条4項に違反した。
スチュワードは「祝いたい気持ちには共感する」としながらも、インラップ中とは言え、F1マシンにおける低速はかなりの高速であり、レーシングコースの走行中にシートベルトを外す事は「危険」な行為であると指摘した。
また、F1ドライバーはジュニアカテゴリーの手本となるべき存在だとも指摘。罰金処分とする裁定を下した。
ハミルトンにとってはペナルティに始まり、ペナルティに終わる第19戦となった。
ハミルトンは予選後の車検でDRS稼働時のメインプレーンとフラップとの隙間が既定値の85mmを超過していたとしてリザルトから除外された。また週末に先立っては5基目のICE(内燃エンジン)を開封した事で決勝での5グリッド降格ペナルティが科された。