ルイス・ハミルトン、安全義務違反でF1サンパウロGP勝利後に再び罰則

ウイニングランを終えて観客に向けてブラジル国旗を掲げるルイス・ハミルトン(メルセデス)、2021年11月14日F1サンパウロGP決勝レースにてCourtesy Of Daimler AG

F1サンパウロGPのスチュワードは10番グリッドからの大逆転優勝を飾ったルイス・ハミルトン(メルセデス)に対し、安全義務違反があったとして5,000ユーロ(約65万5,000円)の罰金と、2022年末までの執行猶予付きの20,000ユーロ(約262万円)の罰金を科す裁定を下した。

失意の予選失格からの劇的勝利を経てハミルトンは、チェッカー後のインラップ中にシートベルトを外して走行していた。これがFIAインターナショナル・スポーティング・コード付録L第3条4項に違反した。

スチュワードは「祝いたい気持ちには共感する」としながらも、インラップ中とは言え、F1マシンにおける低速はかなりの高速であり、レーシングコースの走行中にシートベルトを外す事は「危険」な行為であると指摘した。

また、F1ドライバーはジュニアカテゴリーの手本となるべき存在だとも指摘。罰金処分とする裁定を下した。

ハミルトンにとってはペナルティに始まり、ペナルティに終わる第19戦となった。

ハミルトンは予選後の車検でDRS稼働時のメインプレーンとフラップとの隙間が既定値の85mmを超過していたとしてリザルトから除外された。また週末に先立っては5基目のICE(内燃エンジン)を開封した事で決勝での5グリッド降格ペナルティが科された。

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