ハミルトン、謎の”XNDA”が自身と認める…クリスティーナ・アギレラの曲「Pipe」でラップを披露

メディア対応するメルセデスAMGのルイス・ハミルトン、2019年F1メキシコGPにてcopyright Daimler AG

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンは7月29日(水)、クリスティーナ・アギレラの2018年のアルバム「Liberation」に収録されている「Pipe」でラップを披露した”XNDA”なる謎のアーティストが自身である事を認めた。

“XNDA”が誰なのかについては、アギレラと交友関係にあったハミルトンであるとの噂が広く信じられていたが、当人は質問に答えようとはせず2年が過ぎた。だがシルバーストン・サーキットで開催される2020年のF1ホームレースを前に、ハミルトンは自身が”XNDA”である事を公表した。

「しばらく前に、途方もなく美しく才能のある人から彼女のアルバムに出演してほしいと連絡があったんだ。すごく感激して、このチャンスに飛びついた。短い詩を書いてレコーディングするまでに2時間しかなかった」とハミルトン。自身のInstagramを通してこの様に説明した。

更にハミルトンは、過去10年に渡って密かに楽曲制作と録音に取り組んできた事を明かし、”XNDA”というネームで曲をリリースすることを計画していたと付け加えた。

「別の名前でリリースして最初に音楽を聴いてもらい、その後自分だと公表しようと思っていたんだけど、計画通りにはいかなかった」

「(XNDAが)自分であると認めるのを躊躇っていた。たぶん多くの人が共感してくれると思うけど、おそらく不安や恐れに駆られ、色々考え過ぎてしまっていたんだと思う。XNDAは僕だと公表したい。そして、僕の声を使う場所を与えてくれたクリスティーナに感謝の気持ちを伝えたい」

ハミルトンはかつてイタリアのテレビ番組に出演した際に、英国人歌手アデルのヒット曲「Someone Like You」のピアノ演奏を披露。2017年1月には、歌手や女優として活躍するリタ・オラとのセッションを米マイアミで行っている。

ファンであれば新曲の発売を期待するところだが、残念ながらその予定はないようだ。

F1ドライバーで実際に曲をリリースした人物といえば、1997年のF1ワールドチャンピオン、ジャック・ビルヌーブを挙げる事ができる。13曲を収録するデビューアルバム「Private Paradise」には、自身が作詞作曲を手かげた6曲が収められている。また、かつてスクーデリア・トロロッソでドライブしたハイメ・アルグエルスアリは、DJとしてアルバムをリリースしている。

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