ハースF1、2台揃って失格の危機に直面…モナコGP予選を経て
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ハースの2台がF1モナコGP予選失格の危機に直面した。2台のVF-24のリアウイングが技術レギュレーションに適合していない事が判明したためだ。
2024年5月25日(土)の予選を経てFIA-F1テクニカル・デリゲートを務めるジョー・バウアーは、20号車と27号車の「リアウィングエレメント最上部の調整位置」を確認した。
その結果、「両車両とも、調整可能なエレメントの最も外側の部分(左側および右側)が、最大許容値の85mmを超えていた」事が判明した。
これはドラッグ・リダクション・システム、通称DRSに関する決まり事を定めた技術規定第3条10項10号 h)に違反する。
これには「リアウィング・プロファイルの2つのセクションが最も近い位置にある際の距離は、Y平面上で10mmから85mmの間でなければならない」と規定されている。
バウアーからの報告を受け、スチュワードが最終的な判断を下す事になるが、技術規定違反は通常、問答無用で失格処分となる。
デレク・ワーウィックを含む4名の競技審判団はハースのチーム代表者を召喚。現地19時15分より聴聞会を行うとの通達を出した。
ニコ・ヒュルケンベルグは12番手、チームメイトのケビン・マグヌッセンは15番手でそれぞれ予選を終えている。