小松礼雄のF1チーム代表就任「大きな試練」とグロージャン、かつての相棒にエール
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F1時代に苦楽をともにした小松礼雄のハースF1チーム代表就任についてロマン・グロージャンは、喜びをあわらにする一方、「大きな試練」に直面するとの予想を口にした。
ロータスでグロージャンのレースエンジニアを務めていた小松礼雄は、2016年のチーム創設に合わせてグロージャンと共にハースへ移籍。チーフ・レースエンジニアからエンジニアリング・ディレクターへと昇進し、技術面からドライバーとチームを支えてきた。
成績不振の責任を問われる格好でのギュンター・シュタイナーの退任、およびその後任としての小松礼雄のチーム代表就任が発表された当日、インディカーのメディアデーに参加したグロージャンは「みんなと同じように僕もニュースでこの事を知ったんだ。コマツの事を思うと本当に嬉しい」と語った。
「何よりも彼は僕にとって、とても良い友人なんだ。僕がF1で走った181レースの全てで彼は僕のクルマをサポートしてくれた」
「それに彼の子供たちと僕の子供たちは同じ年でね。だからすごく仲がいいんだ」
かつての相棒ゆえに、その能力を熟知しているグロージャンは小松礼雄の手腕に信頼を寄せているが、現在のハースF1チームを立て直すという課題は「大きな試練」だと見ている。
「彼を待ち受けているのは大きな試練だ。だから彼のことを思うとワクワクするよ」とグロージャンは語る。
「何が起こったのか、その詳細について僕は知らないけど、ギュンターが別の場所で成功することを祈ってる」
「彼が豊富なアイデアを持っている事は間違いないし、やるべきことも山積みだろうけど、僕は何より、アヤオの事を本当に嬉しく思っている」