インディカー:グロージャンとジョンソン、来季インディ500参戦に向け新人テストに無事合格

ロマン・グロージャン(アンドレッティ・オートスポーツ)とジミー・ジョンソン(チップ・ガナッシ)が参加した10月6日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で行われたインディ500ルーキー・オリエンテーション・テスト (5)Courtesy Of INDYCAR

ロマン・グロージャンとジミー・ジョンソンがインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で行われた来季インディ500参戦に向けてのルーキー・オリエンテーション・テストに合格した。

2人は現地10月6日(水)、平均速度205-210mphと210-215mphで各10周ずつ行われたテストの最初の2段階を完了した。その後、215mph(時速346km)以上で行われる3段階目のテストの途中で降雨があったが、INDYCARオフィシャルは無事合格とする判断を下した。不足分の周回は次回のIMSを走行する際に消化する。

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ロマン・グロージャン(アンドレッティ・オートスポーツ)とジミー・ジョンソン(チップ・ガナッシ)が参加した10月6日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で行われたインディ500ルーキー・オリエンテーション・テスト (3)

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ロマン・グロージャン(アンドレッティ・オートスポーツ)とジミー・ジョンソン(チップ・ガナッシ)が参加した10月6日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で行われたインディ500ルーキー・オリエンテーション・テスト (2)

NASCARカップシリーズで7度のチャンピオンに輝いたジョンソンは、チップ・ガナッシのクルーがホンダエンジンに火を入れると、数周のインストレーション・ラップを経て、いきなりターン2とターン4でアクセルを全開にし、その後すぐにターン3をフルスピードで駆け抜けていった。

ジョンソンによるとインディカーマシンはカップカーと比較して約770kgもの重量差があるため、クルマが格段に軽く感じられ、より軽快に走ることができたと言う。パワーステアリングがないという点もジョンソンが慣れ親しんたカップカーと異なる点だ。

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ジミー・ジョンソン(チップ・ガナッシ)、10月6日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で行われたインディ500ルーキー・オリエンテーション・テストにて

グロージャンのオーバル走行経験は、デイル・コイン・レーシングと共に戦った今年8月のゲートウェイのみ。今回初めてアンドレッティ・オートスポーツの28号車DHLホンダを駆り、初のIMSオーバルに臨んだ。

ジョンソンとは異なりオーバル経験が圧倒的に不足しているグロージャンには、チームオーナーのマイケル・アンドレッティとジェームズ・ヒンチクリフがサポートに付いた。

「(オーバルで)レースをした事があるとは言っても本当に凄く新鮮な感じだった」とグロージャン。

「何かが上手くハマっていないと感じてるんだけど、ロードコースやストリートコースのように、何をすべきか、どのように進むべきかが分かっているわけじゃないから大変だよ」

「ここで僕はあらゆる事を学ばなければならない」

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ダリオ・フランキッティ、ロマン・グロージャン(アンドレッティ・オートスポーツ)、ジミー・ジョンソン(チップ・ガナッシ)、10月6日インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)にて

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