ジョビナッツィ、2022年フォーミュラEに参戦「F1シート喪失が公表され、直ちに転向を決めた」

アントニオ・ジョビナッツィ(DSヴァージン・レーシング)、2018年フォーミュラE選手権サンチアゴE-Prix-ルーキーテストにてCourtesy Of LAT/Formula E

周冠宇(ジョウ・グアンユー)にアルファロメオの来季F1シートを奪われたアントニオ・ジョビナッツィは、2022年にドラゴン・ペンスキーからフォーミュラE選手権に参戦する。

スイス・ヒンウィルのチームは16日(火)、3シーズンを共にした27歳のイタリア人ドライバーとの契約を更新せず、FIA-F2選手権に参戦する中国出身の周冠宇を2022年のレギュラードライバーとして起用した事を発表した。

同じ日のその後、ドラゴン・ペンスキーは来季セルジオ・セッテ・カマラのチームメイトとして、ジョビナッツィと契約した事を明らかにした。

ジョビナッツィが電動フォーミュラマシンをドライブするのは今回が初めてではない。2018年にヴァージンからマラケシュでのルーキーテストに参加した際、ジョビナッツィはシーズン7のチャンピオン、ニック・デ・フリースに僅差のパフォーマンスを発揮した。

契約発表に合わせてジョビナッツィは「来年のF1参戦が叶わない事が公表されてすぐに、僕はフォーミュラE世界選手権に参戦する事を決めた」と語った。

「フォーミュラEは僕がずっとフォローし続けてきたカテゴリーだ。ドラゴン・ペンスキー・オートスポーツの一員として3年前にテストした事があるこのオール・エレクトリック・レーシングシリーズに参加できる事になり嬉しく思っている」

「真っ先に興味を示して僕を迎え入れてくれたジェイ・ペンスキーに感謝したい。今月末のバレンシアでのテストが待ち遠しい。エキサイティングなシーズンになるだろうし、チームの成功のために全力を尽くしていきたい」

ジョビナッツィはアルファロメオの決定に大いに不満を抱いているようで、SNSを通して自身の更迭を批判し、周冠宇が持つバックボーンを示唆するかのように「金がモノを言うとF1は非情になる」とのメッセージを投稿した。

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