ダニール・クビアト、目標は2戦連続入賞「簡単ではないが全力で挑む」
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トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが、2019年FIA F1世界選手権第11戦ドイツGPに先立って抱負を語った。クビアトは2014年と2016年に、共にトロロッソでドイツGPを戦っているが、初回はリタイヤ、2度目は15位に終わっており、未だホッケンハイムでの入賞経験がない。
クビアトはドイツGPについて、「ハードルは高い」としながらも入賞を目標に上げており、前戦イギリスに続く今季2度目の2戦連続ポイント獲得に照準を合わせている。
目標は今季2度目の2戦連続ポイント
ダニール・クビアト
前回のシルバーストンは週末を通じて苦戦してしまったけど、決勝では上手くリカバリーしてポイントを獲得する事ができた。大切な事は、決勝レースにおいては、それまで抱えていた課題を解決して力強いペースが得られたって事だ。ドイツ、ハンガリーと続く連戦でもこの勢いを維持したい。
中団グループの争いは本当に僅差だけど、ホッケンハイムは僕らのクルマに凄く合っていると思う。あらゆる面で全力を尽くさなきゃならない。シルバーストンでのパフォーマンスによって、僕らが上昇気流に乗ったかどうかを判断するのは時期尚早だと思う。レース毎に浮き沈みがある状態だし、フランスやオーストリアと全く異なるコンディションだったからね。
ドイツGPは興味深いチャレンジになるはずだ。簡単だとは思っていないけど、ポイント獲得を目指して全力で挑むつもりだ。
一時期カレンダーから脱落したシーズンがあったから、僕個人としてはここ何年かホッケンハイムを走っていないんだけど、当然コースは覚えているし、シミュレーターでも走っているから心配はしていない。長い高速コーナーはとても楽しいし、僕が好きなタイプのサーキットなんだ。
昔ながらの雰囲気が残っているのも素晴らしい。F1ではドイツ出身のドライバーが長い間に渡って活躍してきている事もあって、多くの観衆が最高の雰囲気を作り出してくれるんだ。クルマに関しては、特にこの部分が重要だって言いきるのは難しいけど、バランスの良いマシンが必要だ。
ドイツGPの戦いの舞台となるのは今季限りでのカレンダー脱落が危ぶまれているホッケンハイムリンク。全長4574mのコースには4箇所のヘビーブレーキングゾーンがあり、1周の約15%は制動に費やされるため、ブレーキへの負荷が高い。
昨年のグランプリでは、オイル漏れトラブルのために14番グリッドからスタートしたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが大逆転勝利。2位にバルテリ・ボッタスが続きシルバーアローが圧倒。3位はフェラーリのキミ・ライコネンという結果だった。
F1ドイツGPは、日本時間7月26日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。