F1ドイツGP決勝:グリッドに動き…ライコネン、ベッテル、ノリスの3名がエンジン交換
Published:
FIA国際自動車連盟は、28日のF1ドイツGP決勝レースを前に、アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネン、スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル、そしてマクラーレンのランド・ノリスの計3名がパワーユニット交換を行ったと発表した。
ライコネンはホッケンハイムリンクでの予選で、熾烈なミッドフィールドバトルを制して5番グリッドを獲得。4番手につけたレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーに、1000分の16秒と迫ってみせた。
チームは予選後、ICE=内燃エンジン、MGU-H、そしてターボチャージャーを交換。いずれも今季3基目であるため、降格ペナルティが科せられる事はない。昨夜、水漏れのトラブルが確認されたためだという。
なお、予選16番手を獲得したマクラーレンのランド・ノリスは、新しいMGU-KとES(バッテリー)、そしてCE(コントロール・エレクトロニクス)の計3つのコンポーネントを交換。降格ペナルティによって、決勝を19番グリッドからスタートする事になる。
ターボ関連のトラブルによって、予選出走が叶わなかったフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、今季3基目となるCEの封を切った。グリッド降格の対象だが、予選ノータイム最下位に終わっているため、スタートポジションに影響はない。
FIA F1スポーティング・レギュレーションの定めに従い、ベッテルは降格ペナルティ適用後グリッドの最後尾に着くことになる。”原則”として予選資格を持たないベッテルに出走権はないが、スチュワードはフリー走行までのベッテルのタイムを考慮し、決勝への出走を認めた。