アルピーヌF1、ピエール・ガスリー起用に向け契約解除条件でレッドブルと合意か
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英国の「The Race」はF1オランダGPの開幕を翌日に控えた9月1日(木)、2023年のピエール・ガスリー起用に向けてアルピーヌが、早期契約解除の条件面でレッドブルと「合意に至ったとものと見られる」と報じた。
特に具体的な根拠は示されていないが、同メディアはアルピーヌがレッドブルに金銭的支払いを行う事で、ガスリーは2023年末まで有効の現行契約から開放される見通しだと伝えた。
一方でガスリー本人は同じ日、「来年に関しては今のところ、アルファタウリと契約している。誰もが知っての通り、僕の契約状況は何も変わっていない」と語った。
マクラーレン及びアルピーヌとの契約に関するFIA契約承認委員会(CRB)の審議結果は未だ明らかにされていないものの、オスカー・ピアストリに関しては関係悪化を背景に、アルピーヌで来季デビューの可能性は殆ど消滅しているとの見方が大勢を占めている。
なお前戦ベルギーGPのドライバーズ・パレードの際に、シャルル・ルクレールやジョージ・ラッセルと話す様子を収めた動画がSNSで話題となっていた件に関してガスリーは、F1とは無関係の話だと笑い飛ばし、ラッセルが「結婚または結婚式」に関して話していたのだと説明した。
ガスリーが「契約の最終的なディティールについて詰めてるところなんだ」と話しているように聞こえたため、この動画での会話はファンの間でアルピーヌ移籍に関連したものなのではとの憶測を呼んでいた。ただ同時にラッセルが「結婚」と口にしていた事も指摘されていた。
Pierre babes maybe lower the voice. He’s spilling it so hard 🤣🤣 pic.twitter.com/rPbVaxKnpr
— Jen (@jenhunt_) August 31, 2022
ガスリーの後任についてはアンドレッティ・オートスポーツのインディカードライバー、コルトン・ハータの名が取り沙汰されているものの、スーパーライセンスの観点から来季デビューは現実的なシナリオではないものと思われる。
ハータの噂に関してはパドックでも見解が分かれており、「有力候補だが問題がある」とするオランダ人ジャーナリストのエリック・ヴァン・ハーレンのような意見がある一方、The Raceは「見当違い」だと伝えている。
仮にアルピーヌへの移籍が実現すれば、ガスリーは2017年シーズンのアメリカGPよりトロロッソからルノーへと移ったカルロス・サインツの足跡をたどる事になるが、エースドライバーの離脱が角田裕毅の去就にどう影響を及ぼすのかも注目される。