ガスリー、元僚友 山本尚貴を絶賛「地球上で最も鈴鹿を知り尽くしたドライバー、本当に速い」

トロロッソ・ホンダのレーシングスーツを着た山本尚貴copyright Red Bull Content Pool

トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはかつての僚友、山本尚貴について「地球上で最も鈴鹿を知り尽くしたドライバー、本当に速い」とその才能を絶賛した。遡ること2年前。山本尚貴とピエール・ガスリーは、チーム無限からスーパーフォーミュラを戦ったチームメイト同士であった。

スーパーフォーミュラとSUPER GTのWチャンピオンである山本尚貴は、11日に行われるF1日本GPの1回目のフリー走行で、ピエール・ガスリーのマシンをドライブ。31歳でF1デビューを果たす。日本のエースが付けるカーナンバーは38番だ。

「僕のクルマに乗ることについて、ナオキから謝罪があったんだ」とピエール・ガスリー。「もちろん、シーズンの最初から計画されていた事だから、大した問題じゃないよって伝えたけどね」

「僕の方からは彼に対して”1周、1周を楽しんで走ってね”って伝えたよ。彼は本当に良い人だし、速さも才能も兼ね備えている。この地球上で最も鈴鹿サーキットを知っているのは彼だと思うよ」

「もちろん、スーパーフォーミュラと比較するとタイヤは違うし、マシンの挙動も異なるから、彼には幾つかアドバイスしたけどね。シーミュレーターで既に経験済みだと思うから、スーパーフォーミュラと全然違う事は分かっていると思うけど。彼は本当に速いよ。鈴鹿で行われたレースの50%で勝利してるんじゃないかな。とにかく本当に速いんだ」

山本尚貴は今年、ハンガリーGPをはじめ、幾つかのレースでトロロッソ・ホンダに帯同。エンジニアと共にシミュレーターを使って準備を進めてきたが、実車を走らせるのは今回が初めて。ピエール・ガスリーと山本尚貴は、木曜日午前に色々と話をしたようだ。

「クルマを借りる格好になってしまい、彼には申し訳ないと伝えたんですが、彼からは”気にしなくて良いよ。君のせいじゃないんだから”って言ってもらいました」と山本尚貴。「ピエールに対して、(FP1を走行することで)できる限り有益な情報を提供できればと思ってます」

「ピエールはアンダーステア傾向のマシンが好きだと思いますが、僕は反対なんです! 僕ら2人のドライビングスタイルは少し異なるのですが、彼がどういうドライビングをするのかは良く知っています」

「F1マシンをドライブすることは幼い頃からの僕の夢だったので、本当に興奮しています。明日、ついに夢が叶います!」

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