福住仁嶺、F1イタリアGPで50年前のF1マシン「ホンダRA300」のデモ走行を実施
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昨年より名門ARTグランプリからGP3シリーズに参戦しているレースドライバーの福住仁嶺(ふくずみ にれい、20歳)は、9月第一週に行われるF1第13戦イタリアGPの決勝レース前に、Honda RA300のデモ走行を実施する。
1964年にF1参戦を開始したホンダは、1967年のシーズン中のイタリアGPにおいて新車RA300を投入、9番グリッドスタートしたジョン・サーティースがファイナルラップにトップに立ち、2位を0.2秒差で抑え劇的な勝利を収めた。ホンダにとってはF1での2勝目であった。
本田技研工業株式会社のモータースポーツ部長を務める山本雅史は、50週年という節目の年にこのような機会を得ることができ嬉しく思う、とのコメントを発表した。
「RA300の勝利から50年という節目に、再び同じサーキットで同じマシンを走らせることができ、非常に嬉しく思っています。何がなんでも勝つ、という強い想いから作られたこのマシンの走りと往年のV12エンジンが奏でるHondaサウンドを、ファンの皆様に楽しんで頂きたいと思います。また、この企画にご賛同・ご協力頂いたFIA、FOMに心から感謝いたします」
福住にとっては今回が初のF1マシンのドライブとなる。
「私にとって今回が初めてF1マシンをドライブする機会になります。その場所が50年前の勝利と同じイタリアのモンツァ・サーキットということでとても光栄に思っています。今後F1ドライバーとしてこのサーキットへ戻ってこられるように頑張っていきたいと思います」
RA300は普段ツインリンクもてぎ内にあるホンダコレクションホールに展示されており、イベントなどでたまに走行を披露している。
デモラン概要
日時と場所
- 2017年9月3日(日)日本時間19時10分~
- モンツァ・サーキット(1周5.793Km)
ホンダRA300スペック
- デビュー
- 1967年イタリアGP
- エンジン
- Honda RA273E 水冷90°V型12気筒NA
- 排気量
- 2,992cc
- 出力
- 420hp以上/11,500rpm
- 開発期間
- 6週間