ハミルトン 体重”3kg減”…灼熱の仏GPでドリンク故障「レース後にクールダウンの時間があって本当に助かった」
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南仏の強烈な日差しの中で行われた53周のF1フランスGP。ルイス・ハミルトン(メルセデス)はドリンクシステムの故障によってレース中に水分を補給できず、僅か1時間半で体重が「約3kg」も減少してしまったようだ。
スタート直後にセルジオ・ペレス(レッドブル)を交わして3番手を掴んだハミルトンはその後、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のリタイアにより2番手に浮上。キャリア通算49回目の2位表彰台に上がった。
表彰台セレモニーを前にハミルトンはクールダウンルームの床に寝そべり、明らかに疲労した様子を見せていた。無理もない。この日レースは一時、路面温度が58℃近くにまで達する暑さだった。
「ドリンクボトルが機能しなかったから、大変だったよ」とハミルトンは説明した。
「正直に言うと、レース中に水分を補給する事はほとんどないんだ。いつも忘れちゃうんだよ」
「今日もレース前に十分、水分を補給したんだけどね。20周目には飲みたくなっちゃって、飲もうとしたら出てこなかったんだ」
「長いこと試したことがなかったから、ひょっとすると蒸発しちゃったのかもね! 大騒ぎする事じゃないけどさ。幸いなことに、レース後に一杯やれたし」
「体重は見なかったから分からないけど、おそらく3kg位は減ってるんじゃないかな」
「夏のここは兎に角、本当に暑いね。幸い、今日はレース後にクールダウンの時間を設けてくれたから本当に助かったよ」
ハミルトンは表彰台セレモニーで僚友ジョージ・ラッセル共々、シャンパンで喉の乾きを潤した。
7月24日(日)の2022年F1フランスGP決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが今季7勝目を挙げ、2位にルイス・ハミルトン、3位にジョージ・ラッセルが続く結果となった。
ハンガロリンクを舞台とする2022年シーズンの前半最終戦、ハンガリーGPは7月29日のフリー走行1で幕を開ける。