ハミルトン 体重”3kg減”…灼熱の仏GPでドリンク故障「レース後にクールダウンの時間があって本当に助かった」

2位表彰台に上がり観客に手を振るルイス・ハミルトン(メルセデス)、2022年7月24日F1フランスGPCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

南仏の強烈な日差しの中で行われた53周のF1フランスGP。ルイス・ハミルトン(メルセデス)はドリンクシステムの故障によってレース中に水分を補給できず、僅か1時間半で体重が「約3kg」も減少してしまったようだ。

スタート直後にセルジオ・ペレス(レッドブル)を交わして3番手を掴んだハミルトンはその後、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のリタイアにより2番手に浮上。キャリア通算49回目の2位表彰台に上がった。

表彰台セレモニーを前にハミルトンはクールダウンルームの床に寝そべり、明らかに疲労した様子を見せていた。無理もない。この日レースは一時、路面温度が58℃近くにまで達する暑さだった。

「ドリンクボトルが機能しなかったから、大変だったよ」とハミルトンは説明した。

「正直に言うと、レース中に水分を補給する事はほとんどないんだ。いつも忘れちゃうんだよ」

「今日もレース前に十分、水分を補給したんだけどね。20周目には飲みたくなっちゃって、飲もうとしたら出てこなかったんだ」

「長いこと試したことがなかったから、ひょっとすると蒸発しちゃったのかもね! 大騒ぎする事じゃないけどさ。幸いなことに、レース後に一杯やれたし」

「体重は見なかったから分からないけど、おそらく3kg位は減ってるんじゃないかな」

「夏のここは兎に角、本当に暑いね。幸い、今日はレース後にクールダウンの時間を設けてくれたから本当に助かったよ」

ハミルトンは表彰台セレモニーで僚友ジョージ・ラッセル共々、シャンパンで喉の乾きを潤した。

Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

メルセデスのチームメイト、ジョージ・ラッセルにシャンパンを浴びせるルイス・ハミルトン、2022年7月24日F1フランスGP


7月24日(日)の2022年F1フランスGP決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが今季7勝目を挙げ、2位にルイス・ハミルトン、3位にジョージ・ラッセルが続く結果となった。

ハンガロリンクを舞台とする2022年シーズンの前半最終戦、ハンガリーGPは7月29日のフリー走行1で幕を開ける。

F1フランスGP特集

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