ハースF1、2021年もピエトロ・フィッティパルディを開発兼リザーブとして起用

ハースF1チームのピエトロ・フィッティパルディ、2020年F1サクヒールGPにてCourtesy Of Haas F1 Team

ハースF1チームは米国ノースカロライナ州現地2月19日(金)、2021年シーズンの公式テスト兼リザーブドライバーとしてピエトロ・フィッティパルディを起用すると発表した。

ハースは今年、ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンを同時に放出して、ミック・シューマッハとニキータ・マゼピンというルーキーコンビのラインナップに一新した。2人に不測の事態が発生した場合、フィッティパルディが代わってレースに出場する。

米国マイアミ出身の24歳のブラジル人ドライバーは、負傷したロマン・グロージャンの代役として昨年12月のサヒールGPとアブダビGPでVF-20を駆りF1デビューを果たした。ハースとの契約は3年目を迎える。


2019年、ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンとピエトロ・フィッティパルディ

初のF1レースとなったサクヒールGPでは、87周の決勝を無事に走り切り17位でチェッカーフラッグを受けた。その1週間後にヤス・マリーナ・サーキットで開催されたアブダビGPでは19位とこちらも完走を果たした。

チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは代役参戦した昨年の2レースに触れて「準備期間が殆どなかったにも関わらず、彼は堅実な仕事をして両レースでマシンを持ち帰ってくれた。今年も1年を通して彼と共に働く事を楽しみにしている」と語った。

またフィッティパルディは「2レースに参戦した事で経験を積む事ができた。これまで以上にチームに貢献できると思っている。ハースは僕にとっての家族のような存在だし、新しいシーズンが楽しみだ」と意気込みを口にした。

2021年シーズンのFIA F1世界選手権の開幕を告げるバーレーンGPは、3月26~28日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。

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