FIA、フェラーリの再審請求を却下…サインツの5秒ペナ覆らず

ペナルティを受けポイント圏内に降格させられたF1オーストラリアGPの決勝レースを経てうつむきながらピットレーンを歩くカルロス・サインツ(フェラーリ)、2023年4月1日アルバート・パーク・サーキットにてCourtesy Of Ferrari S.p.A.

F1オーストラリアGPのスチュワードは4月18日(火)、レギュレーションで定められた要件を満たしていないとして、カルロス・サインツに対する5秒ペナルティの見直しを求めたスクーデリア・フェラーリからの再審請求を却下した。

この日、オンライン上で行われた公聴会にはチーム代表を務めるフレデリック・バスールとレーシング・ディレクターのローラン・メキーズ、そしてサインツの3名が出席。スクーデリアは以下の3つの証拠を提出した。

  • 2回目のリスタート後のサインツ車のテレメトリデータ
  • サインツの証人陳述
  • フェルナンド・アロンソを含む他のドライバーの証言

FIA国際競技規定は第14条において「当該競技イベント中に利用できなかった重要かつ関連する新たな証拠」の提出を条件に、スチュワードの決定に対する再審請求権を認めている。

公聴会を経てエンリケ・ベルノルディら4名から成る競技審判団は、再審請求の要件を満たす証拠は認められなかったとしてスクーデリアからの訴えを退けた。

公聴会の中でフェラーリは、ドライバーの口頭証言とこれに関連するテレメトリデータが再審理の要件を満たした前例があるとして、2014年のフォース・インディアを例に挙げた。

2014年のF1カナダGPでは、ブレーキトラブルに見舞われたセルジオ・ペレスが最終周にフェリペ・マッサと接触。両者リタイヤに終わった後、ペレスに5グリッド降格ペナルティが科され、再審請求を経て再審理が行われた。

だがスチュワードは、これらのケースは取り巻く状況が「全く異なる」との判断を下した。

オーストラリアでの一件は「サインツや他のドライバーから話を聞く必要はないと判断」されるほど、事故の責任は「明らかに」サインツにあり、その裁定はレース中に下されたが、カナダでの一件はレース後に裁定が下されたもので、病院に搬送されたためペレスは公聴会で自らの主張を訴える事ができなかった。

F1オーストラリアGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了