フェラーリ、F1アブダビテストでロバート・シュワルツマンとアントニオ・フォッコを起用
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スクーデリア・フェラーリは伊マラネロ現地11月19日(木)、今季最終アブダビGP後の12月15日(火)に開催されるアブダビテストにおいて、若手ドライバー育成プログラム所属のロバート・シュワルツマンとアントニオ・フォッコを起用する事を発表した。
21歳のロシア人ドライバーにとっては、フィオラノでのF1マシンデビューに続き公式テスト初参加となる。ロバート・シュワルツマンは2019年のF3選手権制覇を経て今年、FIA-F2選手権へのステップアップを果たし、第2戦シュピールベルクのフィーチャーレースで初優勝を飾ると、ハンガリーとスパ・フランコルシャンのスプリントレースでも勝利を収め、輝かしいデビューイヤーを過ごしている。
24歳のイタリア人ドライバーにとっては4度目のテストとなる。アントニオ・フォッコは2015年にレッドブル・リンクで、2016年と2019年にはバルセロナのカタロニア・サーキットで既にステアリングを握っており、これまでに309周、約1415kmの走行経験を持つ。
ロバート・シュワルツマンは「シーズン閉幕後のアブダビでSF1000をドライブ出来る事になり胸が高まっている。9月末にフィオラノでSF71Hを試乗させてもらったんだけど、3年前のマシンだというのに信じられない位に素晴らしかった。2020年型のF1マシンに乗り、F2のライバルドライバー達と共にコースを走るのが待ち遠しい。この素晴らしいチャンスをひと時も逃さず楽しむつもりだ」と語った。
またアントニオ・フォッコは「シミュレーターでは何度もSF1000を走らせてきたけど、こうして本物のクルマのステアリングを握れる事になって本当に嬉しい。自分が普段使っているシミュレーターと実際のコース上でのマシンの挙動の相関を確認することは非常に有益だ。それに、赤いレーススーツを着てフェラーリを走らせる事は本当に光栄な事だし、言葉にするのが難しい」と語った。
二人はポストシーズンテストに向けて19日(木)午前にマラネロへと向かい、SF1000のシートフィッティングを行った。
なお、同じくフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)所属のカラム・アイロットは既にアルファロメオ・レーシングからのアブダビテスト参加が発表されているが、フェラーリは注目のミック・シューマッハに関して一切言及していない。7度のF1ワールドチャンピオンの息子は、来季ハースでのF1デビューが有力視されている。