F1予算超過騒動、ABA合意で終結…レッドブル及びアストンマーチンへの罰則、本日公表との報道

国際自動車連盟(FIA)とF1のロゴ、2022年6月30日F1イギリスGPにてCourtesy Of Alfa Romeo Racing

欧州の複数のメディアによると、レッドブル及びアストンマーチンは2021年の予算超過に関する「違反是認(ABA)」に合意した。詳細とペナルティは現地10月28日(金)のF1メキシコGPのFP1を前に公表される見通しだという。

統括団体の国際自動車連盟(FIA)は今月始め、アストンマーチンは手続き上の違反、レッドブルは超過額が上限の5%未満に相当する「軽微予算違反」及び手続き上の違反があったと指摘した。

ABAはFIAの指摘、つまり財務規定違反があった事を認め、FIAコストキャップ管理局に制裁を委ねるという、レギュレーションで定められた一種の司法取引のようなものだ。

ABAを締結した場合、チームは定められた費用を負担し、制裁措置および強化された監視を受け入れ、更には決定に対する異議申し立ての権利を放棄することになるが、締結せずに審理の道を選ぶよりも科せられるペナルティが軽減される可能性がある。

レッドブルに関しては、未使用スペアパーツの扱いやチームスタッフの疾病手当金、ケータリング、英国税制に関わる税額控除といった分野の関係コストで超過が生じたのではと考えられている。

続報:レッドブルに罰金とテスト制限

ペナルティに関しては、2023年シーズンに許可される風洞稼働時間減と罰金が科されるとも取り沙汰されており、昨シーズンのF1ドライバーズチャンピオンが剥奪される恐れはないと見られる。

アストンマーチンに関しては手続き上の違反のみとのことで、締切後に年間報告書類を提出したとしてペナルティを受けたウィリアムズと同様に、罰金のみが科される事が予想される。

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