F1サウジアラビアGP:ジェッダ近郊の石油施設が攻撃により爆発、FP2は15分遅れ

F1サウジアラビアGPの舞台ジェッダ市街地コースの風景、2021年12月2日 (15)Courtesy Of Alfa Romeo Racing

F1サウジアラビアGPが行われているジェッダ市街地コース近郊にあるサウジ・アラムコ社のものと思われる石油関連施設が、日本時間3月25日23時より行われた金曜1回目のフリー走行中に爆発。火災と黒い煙が上がった。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はFP1の最中に、何かが燃えているような匂いがするとチームに無線で報告していた。

現時点でF1及び現地プロモーターからの公式な発表はないが、紅海沿いにある各製油所は先週末、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による無人機攻撃を受けた。

このエリアの石油貯蔵量はサウジアラビア全土の供給量の4分の1以上を占めるとされる。フーシ派は2020年11月にも、ジェッダ北部の石油関連施設を巡航ミサイルで攻撃した。

AP通信によると、東部州の都市ダーランでもタンクを狙った攻撃があり、車や家屋に被害が出ている。また、南西部のイエメン国境に近い地域の変電所を狙った攻撃もあったと伝えられている。

フーシ派の報道官はその後、ミサイルでアラムコの関連施設を攻撃し、北部の都市ラアス・タンヌーラとラービグへのドローン攻撃を認める犯行声明を出したと言う。

サウジアラビアは2015年にイエメンの内戦に軍事介入し、フーシ派の拠点を空爆。フーシ派は無人機やミサイルでこれに報復してきた。

日本時間26時からの2回目のフリー走行の前にはドライバー及びチーム代表者を招集しての緊急会合が行われ、15分遅れで開始される事がアナウンスされた。残りの週末のセッションにも何らかの影響が及ぶ可能性もあったが、F1は開催続行を宣言した。

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