F1ロシアGP:昨年のハミルトン騒動を受け、スタート練習に関するルールを改定

ソチ・オートドロームを走行するレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンCourtesy Of Red Bull Content Pool

昨年大会の物議を踏まえ、国際自動車連盟(FIA)は9月24日(金)に開幕を迎えるF1ロシアGPに向けてルールを改定し、スタート練習を行う場所をより明確に定めた。

昨年のロシアGPでは決勝前のレコノサンスラップ中に、本コースとの合流付近のレーンで2度に渡ってスタート練習を行ったとして、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が5秒ペナルティーを2度科される事となった。

これはハミルトンとチームとの間の認識のズレによって生じたものだが、メルセデスは「スタート練習はピット出口信号後の右側のエリアでのみ行うことができる」とするルールが曖昧だと主張した。

しかしながらスチュワードは明確な違反であると判断。FIAレースディレクターを務めるマイケル・マシもルールは十分に明確であるとしてメルセデス側の反論を退けた。

こうした反省を踏まえて、今週末のレースではレースディレクターズ・ノートが改訂され、スタート練習はピットレーン出口信号「直後」の右側エリアでのみ許可される形となった。

また「安全性と公平性を考慮し、ピットレーン出口がオープンでスタート練習が許可されている際、練習スタートを希望する車両は一列に並び、他の車両が不当に遅れない限り着いた順にスタートしなければならない」との指示も追加された。

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