F1モナコ:潜在的危険行為でノリスを処分、フェルスタッペンには警告

セッションに向けてガレージ内で準備するランド・ノリス(マクラーレン)、2024年5月24日F1モナコGPフリー走行Courtesy Of McLaren

F1モナコGPのスチュワードは2024年5月25日(土)のFP3を経て、ランド・ノリス(マクラーレン)を戒告処分とすると共に、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に警告を与える決定を下した。

フェルスタッペンはFP3最終盤のフライング・ラップ中に僚友セルジオ・ペレスを含むトラフィックに遭遇。プールの出口でラップの断念を強いられると、その後、チェッカーに向けてピットストレートでコース左端に移動。時速20km程度で走行し続けた。

この行為についてデレク・ワーウィックを含む4名の競技審判団は、危険なものではなく、また、他のドライバーを妨害するものでもなかったとしつつも、スタート/フィニッシュストレートを不必要に低速で走行する事はF1競技規定第33条4項違反に該当するとして警告を与えた。

ノリスは同じくFP3のセッション中、トンネルの出口でラップを妨害された事に抗議すべく「意図的」にジョージ・ラッセル(メルセデス)のマシンに接近。不満を表明した。

これについてスチュワードは、危険ではなかったものの「この種の行動は潜在的に危険な状況を引き起こす可能性」があり「避けるべき」であったとして、ノリスに今季2回目となる戒告処分(ドライビング)を科した。

1シーズン中に5回の戒告処分を受けると、当該ドライバーにはその競技会で10グリッド降格ペナルティが科せられる。レース中のインシデントにより5回目の戒告処分を受けた場合は次戦で10グリッド降格となる。

ただし戒告処分5回の内の4回がドライビングに関する違反であった場合に限られる。

F1モナコGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了