F1モナコGP母国ポールシッターのルクレール、決勝直前にドライブシャフト故障でレース出走ならず
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1936年のルイ・シロン以来初、85年ぶりのモナコ人ドライバーによるモナコGPポールシッターは幻と消えた。シャルル・ルクレール(フェラーリ)はレース出走を断念した。
決勝を直前に控えたレコノサンスラップ中に、ルクレール駆るフェラーリSF21に問題が発生。グリッドに付くことができず、ポールポジションを失った。規約はフォーメーションラップ開始予定時刻の30分前までにピットを出る事を義務付けている。
チームはその後、左ドライブシャフトに問題が発生したとして、決勝開始までに修復作業を終える事ができないためレース出走を断念したと発表した。
母国レースを迎えたルクレールは、22日(土)の予選で自身とチームにとって2019年以降初となるポールポジションを獲得した。
ただ、予選Q3の最終盤にプールサイド・シケインの出口でクラッシュを喫した事で、ギアボックスの損傷が懸念されていた。F1競技規約は6戦連続使用を義務付けており、違反した場合5グリッド降格が科される。
フェラーリは予選を終えてギアボックスの初期検査を行い、更に日曜の朝にも詳細な評価を実施。その結果、ギアボックス交換の必要はないと判断し、ルクレールは5グリッド降格を免れポールポジションからスタートする見通しとなっていた。
ルクレールの離脱に伴い、2番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がモンテカルロ市街地コースでの78周のレースをトップからスタートする。