F1メキシコGP結果変動、ボッタスとストロールの接触事故でペナルティ裁定

フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)をリードするバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、2023年10月29日(日) F1メキシコGP(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)Courtesy Of Alfa Romeo Racing

F1メキシコGPのスチュワードは現地10月29日(日)に行われた決勝レースを経て、ランス・ストロール(アストンマーチン)との最終盤の接触事故に関して、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)に5秒ペナルティを科す裁定を下した。

これにより14位フィニッシュのボッタスは完走15台の最下位に降格となり、代わってボッタスのチームメイト、周冠宇が一つ繰り上がりの14位に昇格した。

1985年のインディ500ウィナー、ダニー・サリバンを含む4名の競技審判団は2人のドライバーと両チームの代表者から事情を聞くと共に、映像およびオンボード映像の確認調査を行った。

スチュワードは、ストロールが「ドライビング基準ガイドライン」に則ってターン13でボッタスをオーバーテイクした事を指摘した上で、そのコーナーからの脱出の際に大きくはらんだボッタスがレーシングラインに戻ろうとしたところ、前方にいたストロールと衝突したと説明した。

責任の所在についてスチュワードは「主な責任は77号車(ボッタス)のドライバーにある」として、「2023年の他の類似のインシデントと同様、標準的なペナルティを適用した」と付け加えた。

5秒ペナルティに加えてボッタスには2点のペナルティポイントが科せられた。レース出場停止の判定基準となる過去12ヶ月間の累積は2点に達した。

この事故の影響でストロールは、残り6周というタイミングでクルマをガレージに入れリタイヤ(完走17位扱い)した。

懲罰後の改定リザルト
Pos No Driver Team Laps Time PTS
1 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 71 2:02:30.814 25
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 71 +13.875s 19
3 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 71 +23.124s 15
4 55 カルロス・サインツ フェラーリ 71 +27.154s 12
5 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 71 +33.266s 10
6 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 71 +41.020s 8
7 3 ダニエル・リカルド アルファタウリ・ホンダRBPT 71 +41.570s 6
8 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン・メルセデス 71 +43.104s 4
9 23 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 71 +48.573s 2
10 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 71 +62.879s 1
11 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ・ルノー 71 +66.208s 0
12 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダRBPT 71 +78.982s 0
13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ 71 +80.309s 0
14 24 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 71 +81.676s 0
15 77 バルテリ・ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 71 +85.597s 0
16 2 ローガン・サージェント ウィリアムズ・メルセデス 70 DNF 0
17 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 66 DNF 0
NC 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーチン・メルセデス 47 DNF 0
NC 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 31 DNF 0
NC 11 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダRBPT 1 DNF 0

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