F1オランダGP:角田裕毅に危険回避行動を強いたマクラーレンに罰金処分
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F1オランダGPのスチュワードは3日の公式予選を終えて、角田裕毅(アルファタウリ)に危険回避行動を強いたマクラーレンF1チームに罰金5,000ユーロ(約69万7,058円)を科す裁定を下した。
時間の経過と共に路面コンディションが劇的に改善する中で行われた予選Q1でマクラーレンは、ランド・ノリスをコースへと送り出す際にあわやの接触シーンを引き起こした。
エマニュエル・ピロら4名から成る競技審判団は、ノリス、角田裕毅、そして両チーム代表者からの聴取並びに映像証拠を検証した上、マクラーレンにアンセーフリリース行為があったと判断した。
スチュワードは「チームは4号車を22号車の進路上にリリースした。その結果、角田は衝突を避けるためにブレーキをかけなければならなかった」と説明した。
一件はFIAフォーミュラ1スポーティング・レギュレーション第34条14項a)に違反するもので、競技者であるマクラーレンに対して罰金が科された。
同条には「ピットレーンにいる人員、またはその他ドライバーを危険に晒す可能性がある方法で、ガレージ、あるいはピットストップ・ポジションからクルマを出してはならない」と記されている。