F1イギリスGP、2034年まで開催決定!10年の長期契約延長を発表
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FIA-F1世界選手権は2024年2月8日(木)、英国シルバーストン・サーキットおよびその所有者であるブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)との間で10年の契約延長に合意したと発表した。
1950年の世界選手権創設初年度の開幕戦の舞台を務めた歴史あるシルバーストンとF1との現行契約は2024年末に満了を迎えるが、今回の延長により少なくとも2034年までカレンダーに留まる事が決まった。
シルバーストンについてF1のステファノ・ドメニカリCEOは「F1史の中心にある象徴的な舞台」であると述べ、シルバーストンのスチュアート・プリングルCEOは10年の長期契約について「F1におけるイギリスGPの重要性を示すもの」だと語った。
イギリスGPは昨年、週末を通じて過去最高となる48万人の観客を動員した。2024年シーズンに参戦する20名のドライバーのうちの4名、つまりルイス・ハミルトン、ジョージ・ラッセル、ランド・ノリス、アレックス・アルボンは英国のライセンスでレースを戦う。
またF1の生まれ故郷であるイギリスには全10チームのうち7チームが本拠地を構えており、関連企業が多く存在するなど、国としてモータースポーツ産業が根付いている。
1950年のジュゼッペ・ファリーナから2023年のマックス・フェルスタッペンまで、74年に渡ってシルバーストンでは数々の勝者が生まれた。イギリス出身のハミルトンはイギリスGP通算8勝という歴代最多記録を持つ。
オフシーズン中は長期の契約発表が相次いでいる。2026年にカレンダーに加わるマドリードでのF1スペインGPもイギリス同様の10年契約で、2029年までの残留が決まった鈴鹿でのF1日本GPも5年契約と発表された。