角田裕毅、ガスリーのクラッシュで不完全燃焼も「こういう事もある」F1バルセロナテスト《3日目》

FCバルセロナ所属のサッカー・オランダ代表メンフィス・デパイとツーショットを撮るアルファタウリの角田裕毅、2022年2月24日F1バルセロナテストにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

アルファタウリの角田裕毅はチームメイトのピエール・ガスリーがクラッシュを喫した事で最終3日目の出番がなくなり、この日は一度もクルマに乗れないまま第1回プレシーズンテストを締め括った。

2月25日(金)のバルセロナテストでは、午前を担当したガスリーがターン5でクラッシュを喫した。バリアに突っ込んだ事でAT03はダメージを負った。チームは修復を試みたものの時間内に終える事ができなかった。

テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは「ピエールがベースライン走行の途中でコースアウトしてマシンにダメージを与えてしまった。午後のユーキのためにクルマを元に戻すには時間が足らず、チームの懸命な努力にも関わらずこの日は早々に切り上げる事となった」と説明した。

角田裕毅としては不完全燃焼に終わった形だが、1日を振り返って「午後のセッションで走れなかったのは残念ですが、テストですのでこういう事もあります」と述べ理解を示した。

「新車について多くを学べましたし、バルセロナでの3日間のテストは本当に充実したものになりました」

「アブダビ以来、クルマをドライブするのを本当に楽しみにしていましたし、AT03への理解を深める作業は凄く楽しかったです。これまでとは完全に違う新しいクルマなので尚更でした」

「バーレーンでの次のテストに向けてやるべき事は山積みですが、僕個人としてはこの新しいマシンに合わせて自分のドライビングスタイルをもう少し修正する必要があると思っています。それでも、全体的としてはとてもポジティブなテストになりました」

「開幕戦までに後3日間のテストが残っていますので、この間にできる限り準備を整え、良い形でシーズンをスタートできるようにしたいと思います」

この日は角田裕毅の他にも、ランス・ストロール(Aston Martin)、ミック・シューマッハ(Haas)、エステバン・オコン(Alpine)の3名が同じ様に出番なく1日を終えた。

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