跳馬辞職のエンリコ・カルディーレ、アストンマーチンF1の最高技術責任者に就任

英国シルバーストンにあるアストンマーチンのF1ファクトリーCourtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

アストンマーチンF1チームは2024年7月9日、フェラーリでシャシー及び空力担当テクニカル・ディレクターを務めていたエンリコ・カルディーレを最高技術責任者(CTO)に任命したと発表した。

フェラーリ一筋にキャリアを歩んできたカルディーレは、ガーデニング休暇を経て2025年に英国シルバーストンのチームに合流し、その豊富な経験と知識を以て、世界選手権タイトルを目指すアストンを技術面から支えることになる。

カルディーレの合流により、テクニカル・ディレクターを務めるダン・ファローズの役割がどう変わるのか、あるいは変わらないのかについては興味深いところだ。

ローレンス・ストロール会長はカルディーレを「世界トップクラスの才能」と評し、チーム代表を務めるマイク・クラックは、次世代レギュレーションが導入される2026年に向けて「技術戦略に新たな視点を提供してくれるはずだ」と付け加えた。

アストンへの移籍についてカルディーレは「このチームには野望と熱意が溢れている。その旅の一員となることができるのはまたとない機会だ。この象徴的なブランドを成功に導くためにチームとともに働くことを楽しみにしている」と語った。

カルディーレの合流に先立っては、2024年10月に元メルセデスのエンジンスペシャリスト、アンディ・コーウェルがグループCEOとしてアストンに加わる予定となっており、2026年の次世代シーズン、ホンダのワークスチーム化に向けてチームは着々と基盤を整えている。

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